シーマンシップ

シーマンシップ

ちょっとマニアックなスプライス

ちょっとマニアックなスプライスに挑戦してみた。 しなやかでメインシートに好適という触れ込みで買ったロープが、逆に言うと腰が無くて、うちの6:1パーチェスのメインシステムと相性が悪く、3連のブロックが頻繁に絡む。しばらく我慢して使っていたが、...
荒天帆走

荒天時のタクティクスは辛坊さんのYoutubeで学ぶ

先日、古賀道明さんの、【ヨット「TSUYOTAKA」太平洋横断往復航海の記録】がKindle化された。勉強になることが満載でお勧めの一冊だ。同氏は、私より少し歳上で、大学でヨットを始められ、就職してから同僚と小型のクルーザーを共同所有、60...
荒天帆走

辛坊さんの太平洋横断とインナーシュラウドの破損

辛坊さんが、太平洋横断の快挙を達成された。まずはおめでとうございます。 ところで、ご本人がTwitterで発信されたこの写真()を見て、おやっと思った。 これは、D2(インナーシュラウドの下から2番目)のマスト側のターミナルで、図示するとこ...
シーマンシップ

来島海峡は西側がお勧め

来島海峡は難所で知られ、潮の流れによって左右の通行が逆になる、「順中逆西」ルールなどもあり、最初から避けている人も多いと聞くが、自分はわりあいしょっちゅう通っていて、別に怖いと思ったこともない。どうも、嫌っている人は、「順中逆西」ルールを難...
シーマンシップ

どっちが避けるの?

SNSで、自艇が保持船として本船と行き会ったらどうするかとの問いに、いろんな人がいろんな回答をしていて面白かった。大勢は危ないから早めに避けましょうというものなのだが、VHFで呼びかける、ホーンを鳴らす、スターボと叫ぶ(これは冗談だろうけど...
シーマンシップ

風任せこそヨットの醍醐味では?

最近、クルージングに出かけるなら、マリーナなり海の駅なり、泊地は事前に確保してから行くべきだという風潮を感じる。陸の人の常識ならそうかも知れない。旅行に行くなら、普通は泊まるところは出かける前に確保するだろう。しかし、何月何日はどこ、その次...
シーマンシップ

天測をもっとお手軽に ー サムナー法の活用

太陽や星だけを頼りに、何の目印もない大海原を自由自在に駆け回るなんて、何とロマンに溢れていることだろう。天測技術は人類が手に入れた偉大な知恵だ。しかし、過去にはシーマンシップ の重要部分を占めたこの技術はもう過去の遺物になりつつあるようだ。...
シーマンシップ

浸水シミュレーション

外洋にいて浸水したら怖いだろうなあ。辛坊さんの本を見て思った。それでも辛坊さんは(いろいろ言う人はいるだろうけど)結構冷静に自分のできる事をできる範囲でされていたと思う。ただ、自分が同じような目に遭った時に、(後知恵も含めて)どういう対応を...
シーマンシップ

大学ヨット部とシーマンシップ

シーマンシップは、日本航海学会が1993年にまとめた基本航海用語集によると「海上生活と任務を円滑に遂行するための基本となるたしなみや技能」とされている(*1)。「船乗り精神」とでもいうような倫理的要素は含まれない(*2)。 それも良く言い表...
シーマンシップ

干潮に備えた係留索のたるみはどのぐらい必要か?

瀬戸内海、とりわけ広島湾の干満差は半端じゃない。常時3mぐらい、大潮になると4m近くなることもある。この日は中潮。左は満潮から2時間後ぐらいに着岸した時の様子、右は翌朝の最干潮時。 これだけ引かれると干潮に備えて索の長さに余裕を持たせるしか...
シーマンシップ

三原港入口の送電線

瀬戸内海中部での荒天避航には三原港が良いと聞いた。確かに地図で見ても三方を山に囲まれている上に港は掘割の中にあり、これは安心そうだ。しかし、チャートによると、湾口には最低高17mの送電線が。。。実際に行かれた方のお話では、低いのは入港時向か...
シーマンシップ

岸壁係留のアイディア

岸壁に係留する際、なるべく岸壁からは離しておき、乗降りするときだけ無理なく岸壁に近づけられればベストだ。 想定しているのは、岸壁槍着け。バウ着けでもスターン着けでも同じだが、ここではスターン着けの例を示している。手順は以下の通り: アンカー...