ヨットデザイン STIX信奉のリスク 現在欧州で売られているプロダクションボートのほぼ全てが、デザインカテゴリーA(STIX 32以上)で、外洋適格になっている事を先週書いた。 今日はその事が、逆の形で、最近の中大型艇のデザインに影響を与えているのではないかという事について書い... 2024.11.23 ヨットデザイン
ヨットデザイン 最近STIXやAVSがあまり議論されなくなった理由 最近、国内はもとより、海外のヨット関係のフォーラムでも、STIXやAVSの事があまり議論されなくなった印象がある。その理由は決して重要性が低下したからではなく、レースの出場資格やユーザーがボートを購入する時の判断基準(つまりは結果的にボート... 2024.11.16 ヨットデザイン
ヨットデザイン どのAVS(復元力喪失角)を信じれば良いの? AVSとは正の復元モーメントが消失する角度で、それ以上のヒールをすると、船には起き上がるのとは逆に、倒れていくモーメントが発生し、最後は完全倒立に至る。但、完全倒立状態は不安定で、次の波などで安定が崩れてAVSを正の方向に超えれば、今度は起... 2021.05.11 ヨットデザイン
ヨットデザイン デイセイラーの危険 ヨットが転覆して、SNSでお友達になっている方がご夫婦でお亡くなりになった。まずは、心よりご冥福をお祈りいたします。 この事故は、家内と2人で乗ることが多い自分としてはとても他人事とは思えない。報道されている内容によれば、どうもレース中の事... 2021.04.26 ヨットデザイン
ヨットデザイン 人生いろいろ、ヨットもいろいろ 今回も、前回に引き続いて、boatdesign.net さんの "RYA Stability List " をグラフ化して眺めてみる。 今回のテーマは、AVS(Angle of Vernishing Stability 復元力消失角)。まず... 2021.04.16 ヨットデザイン
ヨットデザイン 全長9.5mはヨットデザインの壁? グラフは、全長15メーター以下のプロダクションヨット300艇の全長と排水量を散布図にしたものだ。データは、"RYA Stability List" (*脚注)から頂いて、筆者がグラフ化した。 長さ排水量とDesignCatの相関当然に右肩上... 2021.04.13 ヨットデザイン
ヨットデザイン 中途半端なフネ 「レースをするには鈍重、クルージング艇としては腰が軽い、造船所がそういう中途半端なフネにジブ・メインファーラーや電動ウインチを付けてショートハンド対応のクルージング艇としてユーザーに売り込むのは如何なものか?」そういう論調に接する機会は多い... 2019.07.24 ヨットデザイン
ヨットデザイン ハルスピードの不思議 セーリングヨットなのに、船のサイズに比べて2回りぐらい大きなエンジンを積んで、「うちは機走8ノットですわ」とか自慢しているおじさんに遭遇することがある。 船の最大速力は、ほぼ水線長で決まり、プレーニングしない限りは、速長比、即ち速度(kt)... 2019.04.07 ヨットデザイン
ヨットデザイン 究極のクルージングボート みんな知っていることだが、究極のクルージングボートなんて無い。 だからこそ、用途次第で、何を優先して何を諦めるのかが大事になる。もし世界一周を目指すならば、大きければ大きいほど良い。同じ世界一周でも西回りで、フリーの帆走中心のコースをとるな... 2017.06.22 ヨットデザイン