ヨットの英語 II

先日、ブログにとっくり結びの事を「クラブヒッチ」と記載していたら、「あれは、クローブヒッチと読むのですよ」とご指摘を頂いた。辞書を見てみると、あらその通り!発音は、英語では【kləuv】、米語なら【klouv】と微妙に違うが、はっきり”u”の音が入っているので、「クラウブヒッチ」または「クローブヒッチ」が正しい。今後気を付けるようにしよう。
https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/clove 横のスピーカーマークを押すと発音が聞けます)
似たようなのに、コックピットの波よけの「ドジャー」があって、最近、あれはダジャーが正しい読み方ですよと教えてくれる人がいるが(何故か業者の人に多いようだ)、こっちは、英語と米語で読み方が異なり、英語では、はっきりドジャーと発音するからドジャーで問題ない。(https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/dodger これで確かめてみて下さい)
実は個人的には、他にもいろいろあって、例えばスピンポールの先端の「パロットピーク」。あれは、「くちばし」なのだから”beak”だ、よって「パロットビーク(ぱろっとびいく)」が正しい。聞いてみれば当たり前なのだが、大学のヨット部では先祖代々間違って伝わっていた。既に誰かが修正してくれているかどうか、今度現役諸君にも確かめておかなければならない。
発音は間違っていないが、勝手に勘違いしていたものもある。「アウトホール」。あれは、外側にある「穴」だと思っていたのだが、全く違っていて、”haul”(引く、引っ張る)だ。よって、綴りは”Outhaul”(通常はワンワード)。
いやあ、ホントにいろいろあって恥ずかしい。これから少しづつでも直していこうと思う。

【12月23日 もう一つ追加】
「向い波でパンチングを喰らいまくって走りにくいのなんの…」のパンチングは、パンチを喰らう Punching だと思ってませんでしたか?
あれは、Panting (喘ぐ、激しく動悸を打つ)です。
因みに、”panting, nautical term” でググってみると、”The pulsation in and out of the bow and stern plating as the ship alternately rises and plunges deep into the water.” が出てきます。 

(ご興味ある方は、併せて「ヨットの英語」https://yachtakane.com/archives/16260082-2.html もご覧ください)

コメント

  1. M.O. より:

    ブログいつも楽しく拝見。今までもアッそうなのかと勉強させていただく事が沢山ありました。感謝。
    周りには英語の間違った使い方や発音が余りにも多く今更直すのもどうかと、諦めています。
    宝石ジュールをジュエリー、人名Powellパウルをパウエルと発音、英語国民には通用しません。またヨットではJibをジブセイルという人が沢山いて耳障りですね。
    これからもブログ楽しみにしています。

  2. Koji より:

    >>1
    ありがとうございます。ジブセイルは誤用なんですね。気を付けます。人のを直したりはしないけど、自分では間違った使い方をしないようにしたいと思っています。

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