冷却水路のフジツボ 対策

ボルボの弱点だと言われている、セイルドライブの冷却水取水口にフジツボ やイガイが詰まってしまう問題。もう一つバイパスを作って経路を拡げるという解決策もあるが、これ以上スルハルが増えるのはできる事ならば避けたいので、なんとか冷却水経路にフジツボ やイガイが付着しにくいような対策を考えたい。
これは、清水タンクの水を冷却水取水口へゆっくりと流し込んでいるところ。
うちの船では、清水タンクの水に藻などが発生するのを避けるため、次亜塩素酸を添加して、塩素濃度を5-10ppmに維持するようにしているが、これを毎分500ccぐらいのゆっくりしたスピードでエンジンの冷却水経路に流し込んでみた。

海水中に棲息するフジツボ やイガイは、5ppmも塩素を含んだ清水中では生き残る事ができない筈なので、1時間ぐらいこれを続ければ、少なくともセイルドライブのケーシングの中の連中は、死に絶えないまでも活性を失うと思う。
このメンテナンスを春先から夏場にかけて、月に一回も行えば、経路の詰まりを防止できるのではなかろうか。
効果をすぐに目視で確認できないのが残念なのだが、取り敢えず来春の上架までトラブル無く保ってくれれば成功と言えるだろう。

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