電子チャートは、信頼性、操作性いずれの点からもiPadに入れたnew pec smartがイチ押しだが、夏場になると、iPadがしばしば熱中症になって止まってしまうのが難点。
素早く復活させるために冷蔵庫に入れたりしていたが、あれは内部で結露するからやってはいけないそうだ。そこで、タブレット用の冷却ファン付放熱版を買ってみた。
アルミメッシュの放熱板の裏にファンが2基ついていて、電源はUSB。iPadからUSB電源は取り出せないので、モバイルバッテリーで稼働してみる。消費電力は0.9A(4Wh)ほど。写真のバッテリーなら満充電で7時間。
ファンは常時稼働させる必要はないだろうから、これぐらいなら何とか。
さて、いよいよ陽の当たるコックピットで実用テスト。
最初に日陰になっているドジャーの内側で実験。
タブレット裏側の温度は、ファン無しで39.4度だったが、ファンを入れると、約2分ほどで、33.2度まで6度低下した。これはなかなかのパフォーマンス。
ちなみに、この時のディスプレイ表面の温度は、41度ぐらい。こちらはファンを入れてもほとんど温度の低下がなかった。
いよいよ日向で実験。
あっという間にディスプレイ表面温度は50度に。しかも、ファンを入れても全く下がらない。まだこれ以上に上がりそうだったので、ここで実験中止。
したがって本日の結論:
夏場はいくら冷却ファンを使ってもiPadを陽の当たる場所に置けば確実にオーバーヒートする。
日陰で使う前提で冷却ファン付き放熱板は熱中症対策にかなり有効だと思われる。
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