究極のボートフック

全長2メートル、2分割でカーボン製。
ヘッド部分と継手を含めても総重量は僅か380グラム!
海に落としても浮きます!

それに、カーボンのボートフックなんて、まだどこにも売ってないからちょっと目立つよね。 

と、狙いは悪くないと思うのだけど。。。

カーボンパイプは中華製で、いつものAli Expressから。28mm径、2本組で7千円ぐらい。これに、ヘッド部の部品450円とカヤックのパドル用のコネクタ660円を付けてあっさり完成….の筈が (´・ω・)?

結構大変だった。
まず、中華製のパドル用コネクタは内径28ミリと書いてあるのに、実は26ミリしかない。これでは少々削っても入らない。
ノギスを片手にホームセンターへ行って、塩ビ菅の接続用の部品などを片っ端から測ってみるが、内径26.5ミリ又は外径28ミリのパイプを連接して且つ必要に応じて分解できるようなジョイントなんて見つからない。

そこでネットにも範囲を広げて、やっと見つけたのが、32ミリパイプ(内径30ミリ)と28ミリパイプ(内径26ミリ)を入れ子にして連接できる樹脂製の部品(物干し竿用かなあ)。本当は、この手のタイプはリングが塩で固着しやすいので好きではないが、背に腹は代えられぬ。やむなく32ミリのパイプを追加注文。

さあ、これで今度こそ完成\(^o^)/と思いきや….
やってきた32ミリのカーボンパイプは、今度は艶消しタイプで、28ミリパイプとあきらかに表面の感じが違う。
そもそも半分は見栄で作ったボートフックだから、これでは満足できぬ。

ついに、艶消しの方のパイプを、クリアのウレタン塗料で塗装するはめになった。もちろん塗装なんて初めて。ネットでカーボンのボンネットに塗装している動画などを参考に、見よう見まねで吹き付け作業。


結果、お約束通りあちこちに液だれが….。
そこから600番、1000番の耐水ペーパー、さらにコンパウンドを使って根気が勝負の研磨作業。
お世辞にも見事な出来栄えとは言えぬが、まあまあ遠目には粗が目立たない程度には完成した。

というわけで、予想外の苦戦だったが、どうせ寒くて船を出すのが億劫な週末には丁度良い暇つぶしになったので良しとしよう。(とうそぶいておく)。

その後:
パイプ連結用の部品は、根元側のパイプに2液性のエポキシ接着剤で強固に接着してはあったのだが、万一にも抜けてしまわないように、念には念を入れてリベットを打つ改造を実施した。その結果。。。。おや?先端側のパイプが入らないぞ?

そりゃそうでしょう。リベットを打てば、内側に張り出すに決まってるじゃん。頭悪い〜。

そこで、リベットは削り飛ばし、超低頭のネジを内側から入れて交換。結構研究開発費かかってますわ。

で、いよいよ完成致しました!

2017/12/11

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