係留中に万一浸水が発生したときに、浸水を感知して、SMSで知らせてくれる装置は作れないだろうか?
水位センサーと、ラズパイと外部のSMS送信サービスを使えば、そんなに難しい事ではなさそうだけどなあ。なんて、考えていたのだけど、もっとお手軽な方法が見つかった。
Amazonで売っている中華製の浸水検知器、3,280円也。(https://onl.la/Z1JsD2b)
普通の検知器はアラームが鳴るだけだけど、これは、アラームは鳴らず、スマホのアプリにアラームを送ってくるらしい。
早速、船のネットワーク(というか、古いスマホと格安SIMでテザリング)に繋げて実験。
このようにセンサー部が水に浸かると、
スマホの待ち受け画面に、アラームのメッセージが、
そして、これをタップすると、アプリが開く。
氾濫の漢字が中国っぽいなあと思ったのだけど、これで合ってます。失礼しました。
これ、なかなか良くね?
あまり頻繁に鳴られても困るので、船底から1センチぐらいのところにセンサーを固定(先端が2つとも浸かると作動)。
電池式なので、本体は邪魔にならないところに両面テープで貼り付けるだけ。
単四2本では、何日保つのか怪しいけども、その辺りはまた追って改造を考えましょう。
もちろん大事なのは、エアコン配管の逆止弁やトイレのU字ベントなど、浸水が発生しないようにしっかり艤装することだが、壊れない艤装品なんてものは無いし、その前提で船を離れるときは必ずスルハルのバルブを閉めることにしているけれど、これもしょっちゅう忘れる。
そこで、万一の浸水の場合でも、スマホにアラームが届き、船に駆けつけるまでは、自動運転モードになっているビルジポンプが稼働して時間を稼いでくれるということにしておけば、まあ、どこかで引っかかって沈没は避けられるんじゃないかなあと思う。
【2024年6月27日追記】
SwitchBotさんから、同じ機能の浸水感知器が発売されたので、そっちに乗り換えることにした。最初にこの種の感知器を上梓された元の会社には敬意を表するけれど、Wifiが不安定で、接続が切れて自分では復活できない事が何度かあったし、聞いたことのない会社なんで、サービスを将来的にも継続してくれるのかどうか不安もあった。今度は、手広くやっているSwitchBotさんなので、少なくともサービスがいきなり止まるようなことはないだろう。ただ、「SwitchBotも所詮は中華製。機器の信頼度は低い」とのご意見も頂いており、最終評価はしばらく使ってみてからですな。
コメント
へぇ、これはなかなか興味深いガジェット。
センサーとプッシュ通知が1つのユニットになっているのがなかなか良い感じですね。
数十年前にこれがあったら、お風呂の水をためているのを忘れてて、それこそ氾濫させるのを防げたかも。