少し前にビルジポンプをオートマチックモード付きのものに交換したことを書いたが、実は当初はオートスイッチの自作を考えていた。
ビルジポンプを自動運転するには、フロートスイッチで物理的にスイッチをオンオフする方法と、電気的に水位を検知してリレーで開閉する方法があり、後者で良いならAmazonで中華製の水位センサーモジュールを安く手に入れて自作できそうだ。
例えば、こういうやつ:https://onl.sc/e7GcUXj
但、このセンサーはこのままでは使えない。ビルジポンプが作動し始めると、すぐにビルジの水位は下がり始めるので、その時点でセンサーの導通が切れてすぐにポンプが停止してしまう。例えば、ちょろちょろと漏れがあって、水位が少しづつ上昇しているようなシチュエーションでは、短い間隔で無限にオンオフが繰り返されてしまうだろう。
そこで、これに遅延リレーを付加してみる。
これもAmazonでこういうのを売っている:https://onl.sc/B3tftsx
この2つを組み合わせると、一定の水位になるとビルジポンプのスイッチが入り、水位が下がって水位センサーからの信号が途切れてからも、遅延リレーによってポンプを一定時間(この場合最大2分間)稼働させ続けてから止めるという動作が可能になる。
実際の配線はこんな感じ。
実際に配線してみて、稼働試験。
思惑通りに稼働してますな。
ケースも作って、完成したのだけど…
結果的には、これを使わず、市販の自動運転モード付きのビルジポンプに載せ替えることにした.
Σ(´ロ`;)ナンジャソリャー!!。
というのは、元のビルジポンプが、電流を10A以上流す大きなものだったので、この中華製のモジュールや配線が耐えられるのか心配だったのと、小心者なもので、不在時の浸水事故への最後の砦に、自分で適当に作った部品を使う勇気が無かったのですよ ^^;)
でもこの装置、自分としてはなかなかよく出来たと思うので、何か(危なくない)別のものに転用できないかなあと思っている。
コメント
せっかく作ったので、逆に無理矢理何か使用方法を考えてしまいますね。
関係ないですが、ご自宅でのヨットの電気工作には安定化電源を1個持っておくと色々捗ります。
https://amzn.asia/d/10F2f17