先日見つかった、コックピットのスカッパーの排水管の劣化。これは相当ボロボロですなあ。
外してみるとこんな感じで、すでに割れているところもある。
このままだと、雨が降るたびに全部ビルジになってしまいそう。
配管には、Vetusのサニタリーホース(ゴム管)が使われていたようだが、ここを通るのは常温・常圧の海水または雨水なので、ゴム管にしなければいけない理由が見当たらない。
因みに排水管の先はスルハルにつながっているが、ここは船尾で、スルハルの位置は喫水より上。したがって水圧がかかるわけでもない。
軽量で取り回しが良く、劣化もしにくいリング入りの塩ビホースに交換した。
ゴム製のホースは、どうしても自然に劣化する。3年ぐらい前にトイレの配管を全部換えたが、それもカチカチになっていて、交換に苦労した。
あとゴムホースで残っているところは排気管ぐらいだが、実は、こいつが強敵で、高温の排気混じりの海水を通すので、コスパの良い塩ビ管は使えない。硬くて取り回しが厄介な上に、高価な布引きゴム管(Vetusの排気管用の専用品ならメーター8300円で、5万円仕事。)を買ってこないといけないし、配管距離も長いので作業が大変そう。
今のところ、外から点検した感じでは、まださほど劣化している様子もないのだけれど、まあ時間の問題なんだろうなあ。ホント、金食い虫。往生しますわ。
コメント