海図で使われている記号の見方は、海図図式に詳しく載っているが、海図図式は厳密かつ網羅的な記載とするために、ページ数も多く、一覧には適さない。そこで、海底の底質と灯台の灯質に絞って早見表を作り、チャートテーブルのそばに貼っておくことにした。
海図に使われている記号は、文字通り本一冊分もあるが、あまり網羅的に考えずに、良く使うものだけまとめればこんなものだろう。
なお、底質の表記について、この他に覚えておくべきは、修飾用語(粗いとか、細かいなど)は底質の記号の前に付くということと、含有率が多い方から記載されること。例えば、主に礫で粗い砂が混じっているというような場合は、cSGという表記になる。
灯台の灯質についても、良く遭遇するのはこのぐらい。モールス符号などは、アルファベットの数だけあるはずだけど、自分が実際に見たことがあるのは、aとcしかない。
ところで、日本では、海図図式はチャートショップで売られていて、定価が2,574円、それに送料が1,000円ほどかかるので、3,600円ほどもするが、米国では海図自体がパブリックドメインとして著作権フリーになっていて、海図図式は、US Chart No. 1 として、インターネットで公開されている。
昔は、US Chart No. 1 には、国際式(日本も採用)と微妙に違う米国式(NOAA)の海図図式が載っていたが、現在は、国際式と米国式が対照して載せられているので、英文が気にならなければ、こちらで十分かも知れない。
https://nauticalcharts.noaa.gov/publications/docs/us-chart-1/ChartNo1.pdf
コメント