係留索にショックアブソーバー

新しいマリーナのバースに合わせて係留索を新調した。18mmのダブルブレイドライン。

アイスプライスがいつになくうまく行ったので記念写真。

ところで、ドックライン用として売られていたこのラインは、しなやかで取り回しも良いのだけれど、指摘されてみると確かに伸びが少ない感じで、波を受けた時などに船体への衝撃が大きいように感じられた。そこで、ショックアブソーバーを購入(追加出資痛い!)。一番良いのは古タイヤだというベテランのご意見は重々承知しつつも、まあ見ばえってものもありますしね。
家に届いてみると意外に大きい。ウイスキーの瓶と並べてみると良くわかる。

この穴にロープを通すのが結構大変で、ドライバーなどでぐりぐりと。

それと、クリートが一つだけ何故か不自然な位置にあったのでよく見てみると、クリートはボルトで桟橋のレールに固定する仕組みになっていて、自由に動かせるようになっていた。というか、ボルトが緩んでいて勝手に変な位置に移動しちゃったみたい。位置を調整して、念の為に他のクリートのボルトも締め増しした。他にももう一つ緩んでいるのがあったので同じ機構になっている人は点検したほうが良いかも。

ショックアブソーバーは、ご予算の都合で、比較的タイトに張るスプリング4本のみに装着。バウラインとスターンラインには未装着だが、船の挙動を見て必要なら追加するつもり。
今のところ、他船の引き波を受けた時の挙動が穏やかになったような気がする。

【蛇足ながらロープのうんちくなど】
ドックライン用として売られているダブルブレイドロープの材質は、中芯・外皮共ポリエステル、中芯はナイロン・外皮はポリエステル、中芯・外皮共ナイロンと3種類あり、さらに外皮のポリエステルには、短繊維を撚り合わせたスパンエステルと、長繊維にタスラン加工したものがある。
ドックライン専用の高級ロープは、中芯がナイロンで外皮がポリエステルタスランになっているものが多い。それは、強く引かれると伸びるが最終的な破断強度が高いナイロンの性質が、この用途に最も適しているからだ。また、外皮は滑りにくく手触りの良いポリエステルが使われている(因みにダブルブレイドラインの強度はほとんど中芯が担っている)

一方、今回買ったロープの外皮は手触りからポリエステルタスランで間違いなさそうだが、中芯がポリエステルなのかナイロンなのかは、見たり触ったりしただけではちょっとわからない。どうもこのロープは伸びが少ない感じだし、お値段もさほど高くなかったので、多分ポリエステルなんじゃないかと思う(かなり前に閉店時の在庫一掃セールで買ったものなのでもう確かめようがない)。
ネットで調べてみると、繊維をほぐして燃やしてみれば、匂いと燃えカスの色などでわかるということなので、今度確かめてみようと思っている。まあ、わかったから今更どうというものでも無いのだけれど。

【追記】
「ポリエステル」は液体状になりながら黒煙を出し燃え、黒い灰が残ります。 「ナイロン」は液体状になりながら徐々に燃え、硬いガラス状の灰が残ります。
という事らしいので、燃やしてみたら、黒煙を出しながら良く燃えて黒い灰になったので、うちのドックラインはポリエステルで確定です。 

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