2021年GWクルージング その2(国東港と海喜荘)

国東港は、一言で言うと、広くてどこにでも泊められるが、泊めるのに絶好の場所は一つもないという感じ。
4月30日、午後2時前に、急に吹きだした西の強風のなかを入港。幸い港は東に開いていて、風も波も防いでくれる。この港の情報は少なく、唯一のウインドバレーセーリングスクールさんの情報(現在はリンク切れ)を頼りに、今は使われていないフェリー岸壁に着さん。

岸壁は水深もあり、下の方も波消し用の穴あきではないので、それは有難いが、いかんせんフェリー用の岸壁なのでボラードの間隔は20m以上あって、長ーいロープが要る。また、この港、中潮でも3mあまりの干満差があるが、この岸壁には階段は一切ないので、縄梯子等を用意しておかないと、岸壁に上り下りできない。
なお、写真の手前の漁船が帰港してきたので、お兄さんに「ここ邪魔になりますか~?」と聞いたら、「いいよ、いいよ。全然大丈夫!」とのお答えだったので、ここに泊めるなら誰にも怒られ無さそう。

ところで、この港、北側に新たに整備された新港があり、Google Mapでは空いている様子なので見に行ってみた。
見取り図はこんな感じ。

我々には北側の港の方が断然泊めやすそう。但し、マップと違って階段付きの一番良いところは、ほぼ地元の漁船(一部遊漁船かも?)で埋まっている。
上の写真のように便利の良いところから順番に取っていったという感じで、隙間はいっぱいあるのだけど、まとまった場所は無い。あいだに勝手に泊めたら怒られそうな感じもある。
北の端がまだ空いているので、そのへんに泊めるのが無難かと思う。
後は、フェリー岸壁の前の物揚げ場。ここには作業船などが泊まっていたが、スタンアンカーのやり付けで着ける余地は十分にあった。

泊まりは、前から行ってみたかった「海喜荘」さん。

お風呂は温泉、やわらかい透明なお湯。

お食事は、城下カレイ、鱧、サザエ、鯛、どれもおいしかったけれど、とりわけ素晴らしかったのは、タコの蒸し物。

これ、写真の撮り方に工夫が足りなくて、イイダコが普通のお椀に入っているみたいに見えるが、実は、この器は直径50センチほどもあり、このタコはフルサイズ。切り分けて盛り付けると、下の写真のような大きさになる。

とてもやわらかく上手に蒸してあり、初めていただく食感で感動した。最近初めて食べるものが少なくなった気がしていたが、料理の仕方でもこんなに違うのか、奥が深いものだなあと再認識した。世の中にはまだまだ、自分の知らない美味しいものが沢山ある筈だと想うとワクワクする。

ということで、この日は旅館でぐっすり。
(明日の苦行に続く)

コメント

  1. O川 より:

    やはり大きさ比較用にタバコの箱は携行頂かないとイイダコですな。
    これがミズダコならさらにすごいですが。

  2. Koji より:

    >>1
    ですよねー。感動的だったんですけどねー。

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