今年のテーマは三密を避けて温泉巡り。上関で温泉 → 国東で温泉 → 別府で温泉 → 道後で温泉 という、一日の旅程を抑えてのんびりクルーズの計画だったのだが。。。
まあ不安定なお天気で。大吹きしたり、無風になったりと忙しかった。
初日(4月29日)は本降りの雨、無風、ひたすらエンジンで上関を目指す。びちょびちょで見すぼらしい。
上関は、さすがにこの雨では空いていて、松山から来られたご夫婦とうちの2艇のみ。
鳩子の湯の天然温泉にゆっくり浸かっている間に雨もやみ、夕食は道の駅ではじめてみたお魚「にべ」のお刺身と、瀬戸貝のアヒージョで白ワイン。
にべは、スズキの仲間らしいが、くせもなく、良く言えば淡泊、悪く言えば特徴のないお味。試しに皮を引かずに皮目を軽く炙ってお刺身にしたものも作ってみたら、こちらは風味が感じられてなかなかの美味。
翌4月30日は晴天。風も南南西から6-7mと絶好。国東港まではポートの真上りで26マイルほど。
頑張って上っていけばぎりぎり一本というコースなので、ずっと手動操舵。
オートパイロットのウインドベーンモードを試してみたのだが、全然だめですな。
波のせいなどで、少し上り過ぎてスピードが落ちる → みかけの風が横に回る → まずます上ろうとする → ますます上り過ぎて止まる
これって、初心者がひたすらテルテールだけ見て走っていると起こる現象ですやん。「テルテールだけじゃなくて、海面も視野に入れて艇速感を大事にせんかい!」と教えてやりたいところ(良く先輩に言われた)。
で、そうこうするうちにだんだん吹き上がってきて、ワンポン、さらにツーポン。
ツーポンのリーチでこのヒールなら結構な風。奥方様には30度以上はヒールさせない約束になっているので、このへんが限界ですな。
1時ごろ、国東港の沖合ブイ近くまで来たところで、いきなり風が90度ベア(右回り)して強烈な突風が。慌ててセールダウン、上関でお隣の艇の方から、明日は急に荒れるかも知れないから気を付けてくださいと忠告を頂いていたのが良かった。
お陰様でタイミングよく国東港に逃げ込むことができました。ご忠告感謝します。
国東港の様子や、老舗の旅館、海喜荘さんのお話は次回に続く。
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