陸電がどうやって船まで繋がっているのかが、だいたいわかったので絵にしてみた
当初わからなくて混乱したのは、陸電ポストの単相3線式200vのソケットから、船内に引き込む単相2線式100vに変換するケーブルのしくみ。
どちらのソケットもピンが3本なのに、受け側では、ホット(+100v)、中性線(+/-0)、コールド、(-100v)、一方、出し側では、ホット(+100v)、コールド(中性線 +/-0)、ともう一本アース線がある。ちょっとちょっと、100v側のアース線ってどこに繋がっているのよ?
そこでFacebookのフォーラムで聞いてみたところ疑問氷解。なるほど、よく見ると200vのソケットは、外周にアースのコンタクトがある
なるほどそうか。陸電ポストは3線じゃなくて、アースを加えて4線あるってことですな。
うちは、マリーナにいる間は、電子レンジなどのケースアースは個別には取らずに陸電のアースに繋いでいるので、これなら安心。
実際に、船内のコンセントをテスターで測ってみると、船内コンセントのホットとコールド(この場合は中性線)間の電圧は103v、ホットとアース間は、100.8v、いずれもアースされている筈なのに電圧差が出るのは、図の中性線がB種接地されている場所と、器具のケースアース用のD種接地の場所が離れているかららしい(前回測った時はもっと大きな電圧差が出たが、日によるのか、接地の場所が変わったのか)。また、アースは、海中と完全に導通していた。
ところで、寄港先では、家庭用の2線式のソケットで陸電供給されることもある。その場合、ケースアースは繋ぎ先がないので、個別にエンジンブロックにでも取ろうかと思っていたが、それでは万一の漏電の際に海中に電流が流れて、近くで泳いでいる人がいたら感電するなどと怖いことを聞いた。
そこで、個別にアースする代わりに、こういうものを間に入れてみる事にした。
漏電遮断器。これなら電子レンジだけじゃなくて、電動ドリルやドライヤーなどにも使えるんじゃないかな。
とこかく、これで一つもやもやが解消した。Facebookでアドバイスくれた皆さんありがとうございました。
コメント
ABYCは陸電インレットの10ft以内に艇全体としての漏電遮断器、各コンセントにより敏感な漏電遮断器みたいなことを言ってますね。
あちらはマリーナのバース近くで泳ぐことが多いんですかね。
>>1
あと、家電は漏電するのが前提なんでしょうかねえ。
昨年入手した艇は前係留マリーナでマリンコの変換ケーブル利用でした、今は不用。同じ3口で何処が違うかよく理解できていなかったので大変参考になります。船険のために先週漏電検査をしてもらい漏電していないという検査結果をもらいました。が、作成された図を拝見するとアースなしの陸電からのコンセントか電源をとって使用している電子レンジのアースどうしたら良いか悩むところですね。