陸電のバックアップにソーラーパネル

いよいよ夏本番。
船に着いたら冷蔵庫には冷えたビール…というのは豪勢で良いが、陸電があるからといって、冷蔵庫のつけっぱなしにはリスクもあるようだ。

リスクは大きく2つ。
一つ目は、バッテリーの過充電。陸電からの充電には調整充電器を使うが、一部の充電器は、トリクル充電とバルク充電を切り替えるのに、流れる電流量を参照するものがあるらしく、一定以上の電流が、陸電~充電器~バッテリー~機器(この場合冷蔵庫)と、常時流れていると、バルク充電のまま切り替わらずに高電圧を掛け続け、バッテリーを破損、最悪は発火することもあるらしい。幸いうちのスマート充電器は、バッテリー側電圧と温度を参照してモードを切り替えているようなのでその心配はなさそうだ(2昼夜ほど陸電を取りながら冷蔵庫を稼働させて観察したが、最大電流量は1.9Aほど。トリクルからバルクに切り替わることも無かった)。

二つ目は停電。マリーナでは、頻繁ではないものの、たまに停電が起こっているようで、もし一週間ほど誰も気が付かなかったらサービスバッテリーが完全放電してしまう。

そこで、バックアップ用に100Wのソーラーパネルを取り付けることにした。

実は、以前、船尾にやぐらを組んでパネルを取り付ける案は、「生活感が出るからヤダ」と家内に却下されている。
そこで、何とかバレないように(というか目立たないように)取付を工夫したのがこれ。

アルミのチャンネル材などを使ってフレームを作り、ビニミの上に脱着可能な形で取り付けた。荒天時は、外すこともできる。

これ、通常の乗船ポジションからは見えないところがミソ。

発電能力は100W、リレーを介して陸電が止まった時だけに電流が流れる仕組みにした。100Wソーラーというのは、年間平均で一日270Whぐらいの発電量を期待できるらしいから、冷蔵庫の電力を全てまかなうのは無理だとしても、サービスバッテリーの減りをサポートして、多分2-3週間は持ちこたえると思う。

と、ここで好都合に(と言うとご近所には怒られそうだが)、週末にマリーナに行くと、入り口ゲートそばの配電盤がピーピー鳴っている。船に行くと案の定停電中。
バックアップは動いてるかな?

はい。ちゃんとバックアップしてくれてます。
ヒストリーを見ると、

停電したのは今朝で、まだ数時間しか経ってないみたいね。

まあ、それにしても、ちゃんと計画通り動いていたので一安心。

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