永久保証（？）の食器

Facebookのタイムライン広告に現れた「生涯破損保証」を謳ったお皿。

そもそもFBの広告は、ほとんどがガラクタだし、永久保証とくれば、うさん臭さ満載。
と、言いつつ早速ポッチしてしまったのには、訳がある。
永久保証はこれが初めてではないのだ。

このグラスは、約30年前にノルウェーの船会社からプロモーションで貰ったもの。
レキサン（ポリカーボネート）のダブルボトムで容量や質感も申し分なく、船を二つ乗り継いで永年愛用しているが、これの箱の中に、”Life Time Guarantee”　と書いた保証書が入っていた。
離合集散は船会社の常、これをくれた Igloo Pool はもう存在しないし、製造者もまだあるかどうか怪しいものだが、この頑丈なグラスだけはボクが生きている間に壊れそうな気がしない。

さて、翻ってこの永久保証の皿の説明書きを見てみると、原料はトライタン（イーストマンコダックが開発した樹脂の商品名で、物質名は、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートコポリエステル）。さらにそれをグラスファイバーで強化したものだという。

トライタンは、ポリカほどの強度は無いが、割れにくいのは確か。
たとえば、うちの船のワイングラスやシャンペングラスはトライタン製。

さらにこれをガラス繊維に含侵させて成形したら、それは強いだろう。
ついでに、お揃いのお皿もポッチ。一枚3300円もするので、結構な散財をしてしまった。

ヨットの楽しみ方は人それぞれだから、メスティン一個で、調理道具も食器も兼用というのも有りだと思うが、自分は船の上でもちゃんとした食器とちゃんとしたグラスで食事を楽しみたい派。
今から10年後にこれを「生涯破損保証」した会社がまだあるかどうかは怪しいものだが、このお皿が壊れないで残っているのは、ほぼ間違いないと思う。

＊別に会社の回し者ではないが、一応URLを載せておきます　https://bit.ly/3pDoqRz　（このブログを見て試供品を送ってきてくれたりしないかなあ。まあ無いかな）

【6月14日追記】
お料理が盛られたところも載せておきましょう。

こちらは、自分で引いたので見栄えが今イチのお刺身ですが、お皿のお陰でお店みたいでしょう？

これなんか、ただの白菜の煮物なのに、ちょっとご馳走みたいにみえちゃいません？
器って大事ですよね。