ディンギーはどうしても欲しい。引退して時間に余裕ができたら、真っ先にやってみたいのは、北前船の泊地巡りだ。北前船は足が深いから当然沖がかりだったはずで、山陰から北陸の海岸の、深く切れ込んだ静かな入江で、何日でも気長に風待ちしながら風間を選んでゆっくり北上したことだろう。是非その航跡をたどってみたい。
泊まりは、錨泊が中心になるだろう。その時に風呂にも買い出しにも行けないのでは困る。
だからディンギーが要る。
今回清水の舞台から飛び降りて買っちゃったのは、ノーティレイ190。全長190cm。
ソリッドのディンギーが一番良いのはわかっているが、うちの船では置き場所が非常に限られる。また、インフレータブルは畳めるとはいえ、意外に小さくならないし、重さも30キロ近くあって取り回しは決して楽ではない。さらに、船型的にオールで漕ぐのには向いておらず、大きな船外機を積むとなると、これも置き場所だの、船検だのと大いに苦労するに違いない。
その点、この折り畳み式ボート、ノーティレイ190は、折りたためばフォクスルにもセールロッカーにも収納できてしまう。また、全長は短いながらも、写真のようにチャインのある船型で、ある程度は波切りが良さそうだ。(堪航性では250が段違いに勝りそうだが、残念ながらうちの船には大きすぎて入らない)。
折りたたんだ状態では、こうなる。
全艤装重量は24キロになるが、床板やオールを取り外したベアハルだけの重量なら17-18キロぐらいで、それならなんとか、一人でキャビンから出し入れできそう。
組み立ては、下のビデオを見ると簡単に見えるが、製品が相当しっかりできていることもあって、昨日初めて組み立てた時は、家内と二人で小一時間かかった。そのうちボートの方もこなれてくるのだろうと期待している。
全長190cm、幅117cmでは安定性がどうか?そこだけが心配だが、側面のハルがエアバッグ式になっており、ヒール時にある程度浮力を提供してくれそうだ。
今週末はちょっと忙しいのだけれど、来週にでも早速マリーナの中で浮かべてみたい。
コメント
3ヶ月程前に同じボートを購入しました。
それまでゴムボートで海釣りをしていましたが準備や後片付けが大変で釣行が減っていましたが、このボートに替えてからはとても手軽に釣りが楽しめる様になり大変満足しています。
全長が短い為、手漕ぎでは真っ直ぐ進むのに慣れが必要ですが、この手軽さは本当に魅力ですね。
更に2馬力までの船外機を使用できるので内湾であれば少し沖に出る事もできます。
船体重量がもう少し軽ければワンサイズ大きいモデルが安定感も含め良いと思いまね