燃料計の交換

うちの船は、燃料計センダーが下端位置に来ても、表示装置(メーター)が残り4分の1を差すという致命的な問題を抱えていた。メーターは決してゼロを指すことはない。車の感覚でまだ1/4もあるとタカをくくっているとガス欠するというわけだ。
(燃料計が壊れてるっぽい:https://yachtakane.com/archives/28316712-2.html
 当初、センダーかセンサーワイヤーの接触不良などを疑ったのだが、驚くべきことに、これは仕様だった。マニュアルに書いてあったのだ「燃料計は、満タンー3/4-1/2-1/4の4段階表示です」!!!
ドイツ人の思考では、フロート下端ではまだ1/4ぐらい燃料は残っているので間違ってはいない。それ以下はどこでガス欠するか状況次第なのでメーターに表示しても意味無いでしょ?って事かな。

しかし、これではいくらなんでも気持ち悪いので、燃料計センダーとメーターをセットで取り換えることにした。
中華製で3,050円(大丈夫かいな?)。
安物だと馬鹿にしてはいけない。センダーの取付部分は世界標準があってメーカを選ばず互換可能。またタンクの深さによって変わるフロートの可動範囲も30-50ミリ刻みで品ぞろえがあって至れり尽くせりだ。中華製おそるべし。
早速フロート位置毎に抵抗を測ってみると、4段階などという簡易方式ではなく、リニアに0Ωから190Ωを無段階で送ってくれる。

次にメーターに12vを供給してフロートを動かして見ると、メータも無段階で滑らかに動いてくれた。(2023年追記: その後正確に測ってみると、Full, 7/8, 3/4, 5/8, 1/2, 3/8, 1/4,( ), 0 の8段階だということがわかった。1/8が無いのに注意!)

これはお買い得だろう。何でもっと早く交換しておかなかったんだろうって感じ。

チャートテーブル前のコンパネに穴を開けて、燃料計とスイッチを設置。常時オンでも大した電気は食わないと思うが、知りたい時だけ表示してくれれば良いので、そういう仕様にした。

動作の様子。

これで液面がフロートの可動範囲にある限りは、かなり正確に残量を指示する筈だ。
フロート下端位置(メーターがEmpty)であとどのぐらい燃料が残っているのかを知るためには、燃料を全部抜いて確かめてみるしかないが、そこまでしなくても、今後何回か給油するうちに、タンクの容量(95L)から逆算することで、1/2位置や、1/4位置での残量が正確に掴めるようになるから、うっかりガス欠してしまうリスクは大幅に減少すると思う。

コメント

  1. 渡真利 より:

    購入先を教えて下さい。

  2. Koji より:

    >>1
    私が買ったのはここです。https://bit.ly/3sKEsJZ

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