ボルボエンジンの消耗品を安く手に入れるには

正直ここまで差があるとは思わなかった。
ボルボペンタMD2030の燃料フィルター(861477)は、国内正規業者のうち、自分が調べたなかで一番安いと思われるお店で一本4,920円(税抜き)。これを、Parts4Enginesという英国の通販サイトでは、何と£6(840円)で売っていた。同じく、船体側の燃料フィルター(3581078) 同1,590円が£4.75(665円)、潤滑油フィルター(21549544) 同3,520円も、£6(840円)。
これらの品物は、ボルボの純正品では無いが、全てボルボにOEMしているパーキンスの純正品だ。
2種類の燃料フィルターは、下の写真の通り全くの瓜二つ。

潤滑油フィルターだけは、高さが若干違う。

この違いはちょっと気になるが、OEM元が作って売っている訳だし、P4Eでは、はっきりMD2030用として売っていて、悪い噂もないようだから、まあ大丈夫だろう。

ただ、英国から日本へ送るので結構な運賃がかかる。DHLの運賃は4,620円と法外。そこで、税込運賃込みの総額で、国内正規品との価格を比べてみた。

例年通り、燃料のフィルター2種類(エンジン側、船体側)と、潤滑油フィルターをセットで換えるとして、部品の税込み持ち届けベースの価格は、P4Eから買えば6,965円、国内代理店からだと11,803円。つまり高額な運賃を支払って余りある。
今回、自分は2セットまとめて購入したので、国内品の8割の値段で2年分の消耗品セットが揃ってしまった。

ボルボペンタの消耗品でもう一つの代表格は、冷却水ポンプのインペラ(22222936)だ。同じA社で税込5,896円。この冷却水ポンプはJABSCO製で、JABSCOの品番では673-0001、パーキンスでは24880194、ついでにジョンソンでも同じ海水ポンプを使った製品があり、品番は09-1026B。つまり、海外通販でこれらの品番のどれかを見つければ、ボルボに装着可能ということになる。一番安かったのはAliExpressで、本体が1,263円、送料が253円で、合計1,516円。但、JABSCOの純正品は今のところ見つからず、全てサードバーティ―の互換部品だから、ご使用はご自身のリスクでお願いしたい(芯の部分が錆びやすいという情報がある)。

最後にかなりマニアックだが、冷却水ポンプのシャフトシール(833996)。もし、ポンプのシャフトから水漏れがあり、他がどこも悪くない時(ポンプの不具合は、これ以外にシャフトの歪み、ベアリングの焼き付き、蓋のすり減りなど他の要素で起こることもあるので)は、この部品とOリング一個を換えるだけで治る場合がある。ミズノマリンさんにお願いすれば、このシャフトシールだけでも売っていただける。こんな細かいものまで在庫していただいて感謝しているのだけど、実はこの部品、JISに対応する品番があり、AD12247というのだそうだ(シックルーブさんの情報: http://chicreve.blog.fc2.com/blog-entry-356.html)。この部品をモノタロウで買うと、お値段は一個189円(税別、送料別)だ。なお、P12のOリングは一個27円。

ただ、これらの情報を出してしまうのは心苦しいところもある。日本の総代理店さんは、MD2030のような古いエンジンの末端パーツまで、全て在庫してくれていて、そのコストは大変なものだと思う。ユーザーは高い高いと文句を言うが、高くても売ってもらえるのと、全く手に入らないのでは天と地の違いだ。ある程度、消耗品の利益率を高くして埋め合わせるのは致し方ないのではないかとも思う。

一番良いのは、そういうからくりを全て理解した上で、頑張ってくれている業者さんへのお布施として正規品を買ってあげることではないだろうか。お財布に余裕のある人は是非そうしてあげて欲しいと思います。貧乏なボクたちのために。(誤解の無いように言いますが、これは皮肉でも嫌みでもなく本心です!)

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