フェンダーの結び方

先日寄港先でお隣に舫っておられた船のフェンダーが面白い結び方になっていた(写真左側)。

フェンダーの結び方は、クラブヒッチ(右上)か、最初に2周巻いてから結ぶローリングヒッチ(右下)が一般的だと思うが、実はいずれの結び方もフェンダーを取り付ける場合に限ってはどうも頼りない感じがする。
というのも、これらの結び方は強いテンションが掛かっている場合には、非常にしっかり締まるのだが、フェンダーの場合テンションがあまり掛からないことや、巻きつけられる側が細いライフラインであることも関係あるのだろう、すぐにほぐれて緩んできてしまうのだ。

翻って、写真左の結び(名称不明。どなたか教えて下さい)は、この場合に限っては、かなりしっかりしている。この場合に限る意味は、試しに普通の棒状のものに結びつけてみたところ、根元側に強いテンションをかけた途端、ズルズルと緩んで抜けてしまったから、船上で使う結びとしては欠陥品なのかも知れない。

もし抜けてしまうのが心配ならば、この結びをした上で、クラブヒッチを加えれば完璧になると思う(下の写真)。

これって、かなり良いことを見つけちゃったと思ってるのだけど、ひょっとしたら常識で、知らなかったのはボクだけなのかな?

2018/08/12

コメント

  1. とおり掛かりのモノ より:
  2. Koji より:

    >>1
    ありがとうございます

  3. 朝枝 より:

    巻き結び clove hitch は [klouv] クロウブ と発音します 関根久さん 青木洋さん 前島一義さんも 間違っておられます いつも 面白く 為になる記事を 有難うございます

  4. Koji より:

    >>3
    ありがとうございます。いやあ、いっぱいありますね。ちょっとづつ直して行くしかないですね。

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