今年の東京ボートショーもあまり見るべきものはなかったが、Echoflow社が、やっと実用に供することができそうなポータブルエアコンを出展しているのが目をひいた。

エアコンについては、以前にも書いたことがあるが、これを書いた当時の選択肢は、高価なマリンエアコン(水冷)か、家庭用のエアコン(空冷)に限られており、お手軽に使えるポータブルエアコンなんて、全くインチキのキワモノか、良くても冷房能力が小さすぎてとても実用に供されるものではなかった。
だが、最近上梓された、EchoflowのWave3エアコンは、冷房能力が6,100 Btu(1.8kw)。これは、夜間に、比較的小型のヨットのメインキャビン、又はクォーターバースのみを冷やすには十分なサイズのように思える。因みに、「あかね」(36ft、ビーム狭め)の場合、積んでいるマリンエアコンの冷房能力は12,000 Btu。これで、夜間ならヨット全体。昼間はバウとスターンの扉を閉め切ってメインキャビンだけならなんとか冷やすことができる。
Wave3の重さは15.6kg、水冷のマリンエアコンに比べれば、Capa/重量比では少し劣るかも知れないが、まあまあ許せる範囲。魅力的なのはそのお値段だ。実売10万円強は、マリンエアコンの5分の1ぐらい。但、これをバッテリー駆動させようと思うと、専用の高価なバッテリパックを使うか、ハウスバッテリーをリチウム化するか、いずれにしてもさらにこの数倍のコストがかかる。しかし、それはどんな種類のエアコンを選んでも同じことだ。
これは、予算や場所の問題で設置を躊躇われている方には朗報かも知れない。自分も今のマリンエアコンが壊れたら(実は錆びてきたりしてそろそろやばい)、これをキャビン毎に設置する方法もあるなあと考えているところだ。
ところで…
ここからは別の話になるのだが、昼間エアコンが全然効かないのを、少しでも改善する方法はないか考えてみた。
一つには、ハッチ・ポートの遮光。住宅建築の専門家が、一般の住宅の場合、窓からの入熱は70%もあると言っていた。そこで、まずは農業用の遮光ネットでハッチを覆えるようにした。これは確かに効果があったので、バウハッチの分も作った。

ただ、ヨットの場合、もともと窓は小さいし、そもそも断熱なんか考えられていない屋根の部分からの入熱は半端じゃ無いと思う。小型のポンプで海水を汲み上げて、デッキに常時散水しちゃうなんてどうだろう?

この写真のような12vで動く海水専用のサブマージドポンプ(https://amzn.asia/d/03TlVKkV)を買ってきて、港に着いたらこれを海に浸けてボースで海水を汲み上げ、日が暮れるまで海水をデッキに散水し続ける。もし実施すれば気化潜熱でかなりな冷房効果はあると思う。
ただ、そういう事をすると、多分デッキも艤装品も潮まみれになって、お掃除が大変になるのが目に見えている。それを承知で冷却を優先するかどうか…そこは悩ましいところだ。


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