先日スイッチパネル一体の集合メーターがお亡くなりになったので、清水の残量を検知・表示する方法を考えなくてはいけなくなった。(https://yachtakane.com/archives/35940547-2.html)
センサーだけでも使えないかと思ったのだが、元付いていたものは、かなり特殊(旧式?)。
この一番長い針金から、長さの違う針金に電流が流れるかどうかで深さを検知しているらしい。つまり、満タン、1/2、1/4、ほぼ0 の4段階表示。
こりゃ使えないわ。というわけで、既に交換済の燃料計と同じもの(中華製)を買ってきた。
テスターでセンサーの抵抗値を計測してみると、無段階ではなく、段階的に変化するようだ。
これをメーターの読みと対応させてみると、
192.5Ω Full
162.4 7/8
132.2 3/4
112.1 5/8
92.0 1/2
71.9 3/8
51.8 1/4
↓ 1/8
0 Empty
注意しなければいけないのは、1/8の値が無く、1/4(51.8Ω)から次がいきなりゼロになること。
このセンサーは清水タンク用なので実害は無いが、これと全く同じ構造のゲージを燃料タンクに使っているので1/4の下がいきなりゼロになっていることは覚えておいた方が良さそう。
表示部(上が燃料、下が清水)
ところで、今回センサーを交換するために清水タンクのフタを外そうとしたのだがこれがビクともしない。多分10年は開いたことのない「開かずのフタ」。
しかし、たまたま配管用のメカニカルレンチがピッタリ。
これは日頃の信心の賜物かな? ^^;
で、せっかくフタが外れたので中を徹底清掃する事にした。
これは、ポータブルのビルジポンプを沈めて清水を抜いているところ。
底はぬるぬるなんだろうなぁと覚悟して触ってみると…おや?全然綺麗。水垢もぬめりも全く無し。
やっぱり小まめに塩素を追加して、濃度を維持してきたのが効いているに違いない。
それでも、念のために手が届く範囲でスポンジでゴシゴシして、2回転ほど水を入れ替えてすすいで完了。最後にしっかり塩素も追加。
というわけで、清水タンクの残量計の精度が上がり、タンク内の清掃もできて、今回の件も結果オーライと言えるかも。
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