春の上架整備

あれは、2020年の春先だったと思うが、関東の一部海域で、自分と同じプラドールを船底塗料に使っていた船が、軒並みフジツボで酷い事になり、ところがどういう訳かペラクリンを塗ったプロペラにだけは全くフジツボが付いていないということがあった。これは、自分が広島湾で2018年に経験したのと全く逆の状況で、その時はプラドールの船底が綺麗でペラクリンのプロペラだけがフジツボだらけだった。
海域によっても、その年の海水温などの状況によっても、結果が違ってくる良い例だが、ここ数年ペラクリンが良い仕事をしているという情報がやけに多い。
ペラクリンは、元々は防汚成分(まあ、要するに毒)でフジツボを付きにくくするのではなく、ツルツルの表面には付きにくい事を利用したエコな塗料だと聞いていたが、継続的な企業努力のお陰?で(どうやったかは敢えて聞かないものの)性能が向上しているように思うんだなあ。

というわけで、うちも2021年3月(去年)の定期整備では、プロペラにはペラクリンを使ってみた。
それ以外は以前と変わらず、セールドライブはシージェット037、船体はプラドールZ。
さて、結果はどうでしょう?

まず船体(プラドール)。フジツボはほとんど付いていないが、ワームが例年よりちょっと多い感じ。

次に、ドライブ(シージェット037)とプロペラ(ペラクリン)。これもほぼ問題なし。特にペラクリンは、2018年の時と比べると全然良い。

最後に、今回特にご覧いただきたいのは、セールドライブのゴムカバー。2019年に接着剤をセメダインのUT110に変更して貼り付けてから丸3年を経過しているが、接着状態は完璧で剥がれも全くない。
それまで使っていたネオプレン系(G17など)では良く持って2年、ヘタをすると1年足らずで剥がれていた訳だから雲泥の差だ。
この接着剤はセメダインのお客様相談室で教えて貰って人柱してみたもので、この調子なら今後自信を持ってお勧めできる。

ご参考:【徹底研究】セールドライブのゴムカバー用接着剤
https://yachtakane.com/16489295-2/

コメント

  1. ぷちん より:

    ご参考:【徹底研究】セールドライブのゴムカバー用接着剤(https://yachtakane.com/16489295-2/)

    リンク切れています
    此方と思います
    https://yachtakane.com/archives/16489295-2.html

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