「あかね」のメインシートシステムは、基本の6:1のテークルに、微調整用の4:1のテークルを組み合わせた、6:1/24:1と呼ばれれるシステムで、こんな感じ。
ハーケンさんのパンフレットではこのタイプ。
これは良くできているのだが、難点は微風でシートのテンションが足りないと、微調整用のテークルが重力でたれ下がってくること。これが、腰の無いメインシートと相まってよく絡む。
そこで、メインシート自体を、打ち込みの堅いものに換えると共に、ブームにスライダーを一つ追加して微調整用のテークルをブームから吊るようにした。
これなら、メインシートがたるんでも、ブロックが落ちてくることはない。
なお、微調整用のシートを上から下へ引くのは、選任のメイントリマーには使いにくいかも知れないが、うちのように常に人手不足で操船している船では、ヘルムスが自分のポジションからすぐ手を伸ばして調整できるので、却って使い勝手が良いのではないかと思っている。
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