NMEA0183をタコ足配線する

ある日、オートパイロットのコントローラの液晶がお亡くなりになった。(最近本当に良くいろんなものがお亡くなりになる)

別に、この液晶は無くても操船に不都合はないが、このまま放っておくのはちょっとね。ヨット乗りって見栄っ張りだから、壊れたものをそのままにしておくのはshipshapeじゃない感じがするわけですよ。SNSでいろいろ教えて貰って、eBayで液晶だけ2万円ぐらいで買えるという情報もあったのだけど、基盤だってそろそろお寿命かも知れないと思って、新しいのに変えることにした。

ところで、うちの「あかね」ちゃんは20年近くも前の船だから、航海計器はすべてNMEA0183(RaymarinのSeatalk)で、ネットワークされている。

壊れたST6001の後継機 p70s は、NMEA2000(Seatalk NG)用。但し、説明書を読むと、0183のネットワークに入れても、一応互換モードで動くことにはなっている(コネクタの形が違うので、変換ケーブルだけ必要)。

但、問題は、

NMEA0183の配線は、コースコンピュータ - マルチ - オーパイコントローラ - トライデータ - 風向風速 
というように数珠繋ぎに並んでいて、各機器には0183のインとアウトがある。つまり順番に繋いでいけば良いだけだ。
一方、NMEA2000では、バックボーンのループから各機器に分岐してそこで終わる仕組みだから、機器には、インの受け口はあるがアウトの出し口は無い。

したがって図の位置で分岐せざるを得ず、タコ足配線が生じてしまう。さて、これが動くのかというのが疑問だった。
ネットで調べたりSNSで聞いても、NMEA2000のネットワークに0183の機器をつなぐ方法というのは、いろいろ出てくるのだが、バックボーンを0183のままにして、タコ足配線したらどうなるかの話が出てこない。下は典型的な2000の接続図。

結局出たとこ勝負することになったのだが、タコ足用の三つ又分岐の器具をRaymarieが売っているぐらいだから、何とかなるだろうとは思っていた。

で、結論から言うと、特に問題無く動く。
タコ足配線の写真。

奥に見えるのがマルチで、そこから右の三つ又分岐の器具を経て、オーパイコントローラとトライデータ以降に分岐。

こうやって比べてみると、新機種はかなり薄くなってすっきりしている。他は変える気ないから不ぞろいになっちゃったけど。

この後試運転して、方向転換やタックが問題なくできるのはもちろん、ウインドベーンモードも動く事が確認できた。こちらは、三つ又分岐の一番先にある風向計のデータを取り込まないと作動しないから、分岐があっても機器が問題なく情報のやり取りをできているということを意味している。
ややギャンブルしたが、きちんと動いて良かった。
但、三つ又分岐が三つも四つもできるようなタコ足配線はトラブルの元になると思う。いずれにしても試してみる方は自己リスクでお願いします。

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