なかなか手強いプロペラの防汚

今年3月まで2年保っていたものが、今年は半年で酷いことに。
プロペラの防汚は、亜酸化銅フリーのシージェット037で決まりと考えていた。現に今年3月まで、途中で一度だけ上塗りしたが、ケレンと下塗りはなしで2年間保たせることができたのだが。。。

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KojiのヨットブログIII
【まとめ】最強のドライブ・プロペラ用防汚塗料/

今回、いきなりエンジンの出力が出なくなった、ふかすと黒煙。あー、これはプロペラだなと思ったので、この週末に上架した。結果は写真の通り。

今年3月にきれいに全部ケレンして、新たにペラクリンのプライマーを塗り、その上に037を塗り重ねてあったのに、わずか半年でフジツボがびっしりくっついている。
ただ、よーく観察してみると同じ037を塗ってあるドライブにフジツボは皆無。全く付いていない。
さらに、羽の拡大写真を見ると、

037がプライマーから剥離して、その後にフジツボが付着したのだとわかる。
なお、真鍮のプロペラ表面とペラクリンプライマーの付着は完全に保たれていた。

さて、何が起こったのだろうか?
今年の春と言えば、コロナの影響であまり遠出もできず稼働率は低かった。だから使い過ぎて037が溶けて無くなってしまったという事はない。
最も可能性が高いのは、今年3月に塗り直した時の施工ミスだ(自分でやったのだから誰にも文句言えないけど)。プロペラとプライマーの付着には問題が無いので、プライマーを塗ってから037を塗るまでの塗装間隔(カタログで3時間以上12時間以内)、037の1回目と2回目の間隔(20℃で6時間)、または没水時間(8時間以上)のどれかが不足していたのではないかと思う。

今回は、フジツボをプラスチックスクレイパーで除去、根が残っているので、プライマーを剥がしてしまわないように軽くサンディングして、037を塗りつけた。この状態ではまたすぐ剥がれてくるのは自明だが、来年3月の定期上架の際に、完全にケレンして塗り直すので当面はこれでよかろう。

問題は、来年塗り直す時に、初志貫徹で037を採用するか、一時の悪評が払しょくされたようにみえるニューペラクリンプラスに戻すかだ。ペラクリンは「ニュー~」になった時に全く効かないと悪評プンプン、「~プラス」になって評判が戻ったが、今年は船底塗料よりも効いていたというレポートもあり、こっそり防汚成分(毒?)の量を増やしているのではないの?という気もする。
ペラクリンを採用してみる手もあるなあ。

【おまけ】セールドライブのゴムカバー。接着剤にセメダインのUT110を採用して1年半。まだ途中経過だが、全くはがれ等なく、これは使えそう。これまで2年保ったためしが無いので、来年の上架が楽しみだ。

【2021年3月追記】ペラクリンの評判がやけに良いので、プロペラは、ペラクリンに再変更した。来年の上架が楽しみ。
 

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