家内に言うと叱られるのだけれど、ファミマのお母さん食堂のハンバーグは結構いける。まあ理由はそれだけじゃないけど、海の上でも電子レンジが使えると便利だろうな。
そこで、アマゾンで2000Wの正弦波インバーターを購入、中国製だから値段は大したことないけども、ずう体は結構でかい。さてどこに設置するかな?
100Vのアウトレットはギャレー付近に配線するとして、インバーター本体はできる限りバッテリーバンクの近くに置きたい。12Vで定格1320Wの電子レンジを稼働させるには、変換効率も考慮すると最大120Aという巨大な電流が流れることになり、配線が長いと電圧低下が半端じゃないのだ。
検討の結果、クォーターバース下、バッテリーの区画の一つ後ろ側のスペースに決めた。ここなら、ケーブルは往復で2m、AWG#1のケーブルを使えば、電圧低下は1%程度に抑えられるだろう。(https://www.calculator.net/voltage-drop-calculator.html)
この部分の床は湾曲しているし、床面からかさ上げしたかったので、木製のゲタを作成、サイドウォール2面を使って金具で固定した。
ところで、ここからアウトレットを設置するギャレーの壁面(その裏側はハンギングロッカーの中)に行くには、一切どこからもアクセスできないロッカーの底板の下の空間を通さなければならない。やむなく80mmのホールソーで点検口を開けることにした。インバーターのある区画からここまで可とう菅を通し、2mmのVVFケーブルを通す。
先日衝動買いしたマルチツールでコンパネに穴を開けて、
ギャレーの側壁にアウトレットを設置。
裏側から見るとこんな感じ。アウトレットの裏側のカバーはこれから考える。
さあ、いよいよ試運転。初インバーター電子レンジの栄誉は、ファミマのトルティーヤ・チーズタッカルビ。どこの国の食べもんやこれ?
はふはふ、やっぱひ熱々はうまひなあ。
さて、気になる消費電力だがバッテリー単独の場合、95Aぐらい。これだけ使うと電圧も11.6Vまで低下した。これ以上下がるとインバーターの保護回路が働いてしまうかも。
そこで、エンジン始動、2000回転まで上げて使うと、60A弱をオルタネータが負担してくれいるようだ、電圧も13Vを維持できている。
「電子レンジを使う時は必ずエンジン始動」ということさえ心がければバッテリーの減りはあまり心配なさそう。
ブンブン吹かれた時に温かいものが食べられたら勇気百倍。といいつつ、最近吹く日はちっとも出さないんだけどね。
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