バッテリー界隈は今度こそ完成(だと思いたい)

リチウム(LFP)化したバッテリー界隈は、今度こそやっと完成形になったかなと思う。

そもそもこんなに手間がかかったのは、LFPの場合、陸電からACチャージャーを繋ぎっぱなしにして満充電を維持すると劣化が早まる事を知ったのと、ACチャージャーがメインバッテリー(エンジン起動用)に充電を始めると、走行充電器がエンジンの起動と勘違いして余計な動作をする事が判明したため。

そこで次のような仕掛けにした:

  • ACチャージャーを繋ぎっぱなしにできないなら、適時にオンオフできるようにする必要があるが、今回それを、Wifi経由、遠隔操作でオンオフできるようにした(図の①)
  • 走行充電器(Renogy製)の誤動作を避けるため、ACチャージャーが動き出したら、リレーが作動して、走行充電器を自動的にバッテリーから遮断するようにしている。ここは変更なし(図の②と③)
  • 使い始めてみると、メイン、サブ1、サブ2の3つのバッテリーへの充電を個別にコントロールしたいケースが出てきたので、チャージャーから各バッテリーへの充電ライン、およびソーラーパネルからの充電ラインにも個別にスイッチを取り付けた(図の④と⑤)

遠隔操作のスマートブレーカーの動作はこんな感じ:

さて、これでどういうオペレーションを予定しているかというと、

  • 自分のバースに係留してしばらく動かないときは、バッテリーのSOC(充電率)を50%ー60%にした状態で、充放電共無い状態にする(ACチャージャーオフ、ソーラー充電オフ、メインスイッチオフ)
  • 常時稼働の冷蔵庫とビルジポンプ(スタンバイモード)は、陸電からスイッチング電源経由で12vを供給して、バッテリーを経由せずに稼働させる
  • クルージングに出る前には、バッテリーを満充電しておきたいので、自宅からWifi経由でスマートブレーカーをオンにしてACチャージャーを稼働させバッテリーを充電する。
  • 各バッテリーのSOCにばらつきが生じて(一つのバッテリーだけをエアコンで使い果たすなどした場合)、特定のバッテリーを優先的に充電したいことがたまにあるので、その場合は配電盤内の手動のスイッチで対応する。

配線図がますますややこしくなってきてる。よく見るとセレクターが3つ、スイッチが5つもある。こういう事をすると自由度は高いが操作ミスも出やすいよね。少々間違っても致命的な問題にはならないようにしたつもりなんだけど見落としがないかどうか心配。

バチッ!バッテリーひとつお亡くなり〜とか… ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)。

コメント

  1. めい より:

    DC-DCチャージャーが箱の中に入っているのは少しリスキーですね。できればオープンエアで設置したいところです。長時間動かし続けると熱で充電電流が下がる可能性があります。

    • Koji より:

      ご指摘ありがとうございます。DCーDCチャージャーとは、Renogyの走行充電器の事ですか?配電盤の中には温度センサーを入れてますが、今のところ中の温度は一定に保たれているみたいですけど…

      • めい より:

        おっしゃる通りです。
        RV界隈の方では、熱による充電電流の低下が度々ネタとして上がってますね。
        別メーカーですが、CTEKの走行充電器も代理店が別途インストールキットと題して放熱のアルミプレートを提供したりしています。
        最近Victronが出したOrion XSも熱についてフォーラムで色々言われていたりするので、DC-DCチャージャー(走行充電器)は熱問題がそれなりにあるようです。でも、現状問題ないのでそれは良いですね。

        • Koji より:

          なるほど。温度には注意して運転します。問題が出るようなら配電盤の扉にPC用のファンを取り付ける手はありそうですね。

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