Youtubeにウインチカバーの作り方の動画がアップされていて、その通りにしたら結構簡単にウインチカバーができちゃったのだけど(https://yachtakane.com/archives/ウインチカバーを縫ってみる.html)、プライマリーウインチには、通常ジブシートが巻かれてクリートされているので、ロープのエンドを逃す工夫をしないとこんな風にボコボコしてしまう。
そこで、ブームカバーなどに使われている開閉金具(*注)を使用した改造版を製作してみることにした。
これが、その設計図。
サイドウォールを2cmづつ折り返して前扉とし、それを重ねて金具で留める。
出来上がりはこんな感じ。
装着してみると… ぬぬぬ、2つの留め金具の間隔が狭くてロープが通らない。幸い、金具の上と下にはスペースがあって通せるので、一番上の写真よりはちょっとだけマシな程度。ちょっともう一回作り直す気にはならないので、取り敢えずこれで行くしかないかなあ。
せっかくなので、最初に作ったアップリケ付きはハリヤードウインチに転用。メインシート用のウインチにもカバーを作って、3兄弟が完成。
こういうものでも同じ素材と色で統一するとすっきりした印象になるね。
とは言え、よーく見るとステッチは歪みまくっているし、頭頂部の縫い付けなんかボコボコなので、うちの船に来ることがあっても、ウインチカバーを手に取ってしげしげと観察するのは禁止です!
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(* 注) 因みにこの開閉金具。名前を「ヒネリ」(英語では turn fastener)という。ネットで、”テント&金具”、”ハトメ&開閉” など、思いつく限りのキーワードを試してみたがヒットせず、Facebookの「ヨット遊びしようぜ」グループで聞いてみたところ、瞬時に名前も売っているところも教えて貰えてホントに助かった。こういう、業界では当たり前の呼び名がついた部品って、意外に見つけるのが難しいよね。
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