Seldenさんがスウェーデンの会社だからだと思うが、Furlexのジブファーラーにはトルクスネジが多用されている。
それも、気が付いたのはごく最近で、それまでお恥ずかしながら、知らずにヘックスレンチを突っ込んで回していた(これがちゃんと回るから不思議だ)。流石に知ってしまったらそのままというわけにいかないので、工具箱を引っ掻き回してみたら、たった一つだけ、何故かIKEAのロゴが入った安物のトルクスレンチが見つかったのだが、こいつの操作性が非常に悪い。そこで、ちゃんとしたトルクスドライバーを買うことに決め、モノタローでポッチする寸前まで来て、はたと気づいた。
新しく工具を買うのは良いが、船には常時積んでおかないといざという時の役に立たないし、そうするとまた船が重くなるよなあ。
そうだ!トルクスねじを普通の汎用ねじに置き換えちゃえば良いんじゃね?
そりゃ、舐めにくいとか、トルクが均等にかかって強く締め付けることができるとかいう利点はあるんだろうけど、工場で大量生産する訳でもなく、年に1−2度、自分で作業するだけなんだから、慎重にやれば普通のプラスねじでも問題ない筈だ。
というわけで、ネジはプラスねじに総取り替え、今後も、もしトルクスねじが使われているところが見つかったら、順次交換してトルクスネジは船内から一掃するつもり。
標準化はTQMの第一歩。トルクス君には何の責任も無いのに気の毒だが、退場してもらう。
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