限られた食材、限られた調理スペースと時間で作るヨットめし。テレビのお料理番組などをヒントに試行錯誤しているうちに出来てしまう何やら怪しいものをいくつかご紹介します。
【ホタテ缶の冷や汁かけめし】
これは、分とく山の野崎さんがテレビで紹介されていたもの。ホタテ缶をお汁も全部そのままボウルに開け、ミソを溶く、少量の水(出汁じゃなくても水で良いのだそうだ)を加え、お豆腐を手でぐちゃぐちゃ潰して入れ、ネギを振る。以上、出来上がり。
野崎さんがご紹介されていたのは冷や汁なのだが、自分のは少し水が少なくて味が濃かったので、チンした温かいごはんに乗っけてみた。これはいける!しかも火を全く使ってないぞ。これは究極のヨットメシになり得る。
しかも、この組み合わせは自由自在で、定番のシーチキン・マヨ・トーフとかカニ・マヨ・トーフはもちろん、牛肉大和煮・コチジャン・トーフなどもいけそうだ。
ちなみに使ったとうふは、森永とうふ。常温で9ヶ月保存可。うちの船の常備品になっている。
【ロスティー(てか、これお好み焼きなんじゃね?)】
スイスのじゃがいも料理ロスティーをイメージしつつ作った手抜きアレンジ料理。じゃがいもの皮を剥いて、スライサーでマッチ棒状にし、缶詰のコンビーフ、玉ねぎ、シュレッドしたチーズと共に水で溶いたお好み焼き粉に投入、フライパンでじっくり焼いて出来上がり。味付けはコンビーフにもお好み焼き粉にもついているから特に必要ないが、たねを作る段階で黒コショウを利かせると味に雰囲気が出る。
本物のロスティーは、ゆでたジャガイモを使い、多めの油でじっくり焼き目を付けて焼き上げたもので、ソーセージなどと一緒に食べる。今回はヨットめしなので、ソーセージの分(コンビーフ)もパンの分(メリケン粉)も全部一緒くたにして焼いてやった。どうせお腹の中に入るんだから一緒一緒。
【おにぎらずと焼きおにぎり】
一世を風びしたおにぎらずだが最近あまり聞かなくなった。とは言え、ヨットでは相当イケてる食べ物だ。サトウのご飯をチンしてサランラップを敷いた海苔の上に載せ、具は何でも好きなものを挟んで(この例はアボガドとスパム)海苔で包む。それだけで何やら美味しいものが、しかも食器もお箸も使わず食えるものが出来上がる。これをヨットで採用しない手は無い。
ところで、この時にご飯が半分だけ余ってしまったので、おにぎりにして、お醤油と七味をかなりアグレッシブにかけてバウルーで焼いてみたところ、これがちょっと感動ものの正統派焼きおにぎりになった。ホットサンドメーカーをお持ちの方は絶対やってみるといいと思う。
どうですか?見栄えはともかく、食べてみると思ったほど怪しくないですよ。良かったら一度お試しください。
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外出自粛中に偶然発見致しました、毎回楽しみにしております。プロップマンさんには大変お世話になっておりまして昨日もジブハリを断裂させてしまいました…