Volvo Penta MD2030の互換品情報

せっかく梅雨明けしたんですけども…

エンジンの整備にちょっと時間がかかっていまして、先週も書いたスピードコントロールレバー(タイミングギアケース)からのオイル漏れは、Oリングの交換も終わって組み付けるだけなのですが、ついでに実施した燃料噴射弁の噴霧状態の検査で不良が見つかり、さらに交換用のチップがあいにく国内在庫切れ。取り寄せに2週間かかると言われてしまいました。

そこで、ダメ元で農機具屋さんに、シバウラS723の燃料噴射弁はありませんか?と問い合わせたところ、チップだけの供給は既に終了していましたが、ホルダー付きのアッセンブリーなら入手可能との事で、無事3個手に入れることができました。

Volvo Penta MD2030は、Perkinsのトラクター用エンジン103-10の転用で、そのPerkinsのエンジンは、旧シバウラ機械(石川島播磨グループ)がOEMしたS723です。したがって、Volvo Pentaのパーツ番号3580386の燃料噴射弁は、Perkinsとシバウラ(共通)のパーツ番号131406330(又は旧型番131406240)と同じもので、現在でもシバウラトラクター用の補修部品として、農機具屋さんで入手できます。

さらに言うと、元々シバウラの燃料噴射弁を製造していたのはZexel(ヂーゼル機器株式会社)で、この会社は現在Boschの完全子会社になっています。ところが、どういう事情かはわかりませんが、シバウラS723の燃料噴射弁だけは、デンソーが製造を引き継ぐことになり、それをヤンマーが代理店として販売しているようです。

ボルボが、現在どこからMD2030の補修用の噴射弁を調達しているのかは、ネットでは見つかりませんでした。デンソーから買っているのか、ボッシュあたりに作らせているのか、それとも中国製なのか。

ただ、いずれにしても値段の差がすごいんです。ボルボの純正品は、日本国内の正規代理店からの購入だと一本50,000円(チップだけでも31,000円、税金送料別)、シバウラ用をヤンマーから買うと一本10,000円(同上)です。なお、安いだけで言えば、Parkinsのアフターマーケット用として売られている中国製なら、AmazonやeBayに一本5,000円ぐらいのちょっとびっくりする値段で出ています。

実を言うと、何かの時に役立つかと、以前その中国製を、eBayで一本だけ買ってあったのを思い出しました。

サイズ等は、当然全く同じなのですが、中国製(左側)はどこにも何のマークも刻印されていません。そもそも中国製なのかどうかもわからない。安いには違いないが、流石にこれが問題なく使えるのかどうかはちょっと不安になります。

そういう意味では、今回入手できたデンソー製の部品は、一番信頼性が高いのかも知れませんね。

というわけで、部品が全部揃ったので、あとはギアケースと一緒に組み付けてもらうだけ。これで来週からはいつでも出航できます。噴射弁が3本とも新品ですし、バルブクリアランスの調整もするので、出力が上がって、燃費も良くなってサイコーってことにならないかな。

 

【備忘用その他の互換品情報】

オイルエレメント: ボルボ3840525、パーキンス140517050、国産互換品JO368
燃料濾し器エレメント: ボルボ35801078、パーキンス4326658(26561117)
燃料フィルター: ボルボ3580096(8614778)、パーキンス4326658(25561117)
海水ポンプインペラ: ボルボ22222936(3593659、21951344)、ヤブスコ673-0001、パーキンス24880194、ジョンソン09-10260

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