夏休みじゆうけんきゅう② - パイナップルフレッシュマリンを作り損なう

「夏休みじゆうけんきゅう① – パイナップルフレッシュマリンの秘密に迫る」
https://yachtakane.com/archives/25842521-2.html から続く。

さあ、いよいよPFMもどきの調合に入る。
まずは、ベースとして、ラベルの成分表の通り石鹸8ccに、ブチセロ2ccを加えてみる(比率は適当)。
出来上がったものは。。。。

固まりました。あかんがな。
やけくそでエタノールを3ccほど加えてみると溶けるだけは溶けた。これで何を作ってるのかよくわからなくなったが、取り敢えず2種類のPFM(もどき)を作って実験を続ける。

あかねフレッシュマリン1号: 石鹸8cc、ブチセロ2cc、エタノール3cc
あかねフレッシュマリン2号: 石鹸8cc、ブチセロ2cc、リモネン0.5cc、エタノール3cc

最初の実験は、マジックの汚れ。お皿の底にマジックで落書きして野外で2週間放置したもの。
PFM、石鹸、AFM1、AFM2をお皿にそれぞれ3滴づつ入れて、観察する。

写真ではわかりにくいが、PFMとリモネン入りのAFM2は、入れただけで、マジックが少し浮き上がってきている。ティッシュでひと擦りだけしてみると、こんな感じ。

次は、自艇最古参のフェンダーくん。こいつを使って洗浄力の実験をする。
最初に行ったのは、この4種類を各0.5ccづつ表面に塗り、これを柔らかいスポンジで擦って汚れを落とす実験。

PFMが少しだけ効いているようだが、他は全く効果なし。ありゃリャ。
しかもPFMにしても、ほとんど実用域に達してない。

そこで、メラミンスポンジを併用。今度は前の4種類にメラミンスポンジのみを加えて5種類。
前4つは、塗りつけるだけでなくティッシュペーパーで覆って5分。
メラミンスポンジでそっと10回づつ擦った結果がこれ。

メラミンスポンジのみでは、あまり良く取れないので、界面活性剤を併用することは意味がある事がわかる。PFMが一番効果が高いようだが、他ともさほどの差は感じられない。
この後、回数制限なしで取れるまで擦って、マスキングテープを外したのがこれ。

【結論】

  1. PFMはやっぱり謎。残念ながらこれに近いものを自作するのには失敗した。
  2. フェンダーの汚れを落とすだけなら、普通の石鹸とメラミンスポンジを併用すると結構落ちる。要するに、メラミンスポンジが強力なのであって、洗剤(含、PFM)の方はどれでもあまり変わらないのだ。

せっかくの「夏休みじゆうけんきゅう」ですが、これでは先生から花丸を貰えそうにありません。家内からは買い込んだ実験器具や試薬はどこに置く気?うちにスペースはありませんからね(キリリ!)。と責められております。トホホ(ノ´-`)

コメント

  1. 奧村俊之 より:

    初めまして
    パイナップル酵素
    随分前に、少し仕事で関わりました。なんでもPCB分解可能いう触れ込みで、韓国の下水処理やダムのヘドロの処理、JR東のトイレの消臭などに使われていると
    広島の会社が特許持っていたかと

  2. Koji より:

    >>1
    コメントありがとうございます。パイナップル酵素の情報ありがとうございます。今回ただ単純に混ぜれば良いというものではないということが良くわかりました。誰かが製品にしたやつを売ってくれないかなあ。

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