デッドウエイト（可載重量）が18万トンもあるケープサイズの貨物船のホーサーは、直径わずか2インチ（51ミリ）。7トンしかないうちのセールボートの係留策は14ミリ、断面積比（直径の２乗）で13倍しか違わない。船の重さは2万5千倍もあるわけだから、いかに本船がダイニーマのハイテクロープを使っているとは言っても、われわれの使う係留索はオーバースペックなのではなかろうか。
と、言いつつ、係留策はしばしば切れる。
確かに切れるのだけど、あれば実は引きちぎられて切れているのではなく、ガンネルや岸壁で擦れて切れているのだと思う。
ロープは太くなると2乗で値段が高くなっていくし、太いとそれだけ取り回しも面倒、収納場所も余計に取るわけだから、理屈としては、ツーサイズぐらい下げて、代りに擦れ止めをしっかりするという方が理に適っているだろう（といいつつ、サイズダウンする勇気は無いけどね）。
2018/03/19
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