小さい整備を3つばかり

コロナでどこへも行けないので小さい整備を3つばかりした。
こういうのは春先に向けて、さあクルージング行くぞーって気分が盛り上がってきて楽しい。まだ3月の船底塗料塗りをしなくちゃならないんだけど、今は思い出さないことにして。。。

一つ目は、USBの給電ポートを付ける事
(FaceBookでいろいろアドバイスをいただいた皆様、ありがとうございました)

現在、ナビはiPadにいれたNewpec Smartに頼っているが、iPadをつけっぱなしだと、だいたい8時間ぐらいでバッテリーが切れる。そこで、一応防水仕様ということになているUSBの給電ポートをアマゾンでポッチして付けてみることにした。これで電池の持ちはほぼ気にしなくて良くなる。
ただ、一応防水仕様とはいえ、あまり当てにはできないので、コンパニオンウェイ上のドジャーで隠れて水がかからないところにした。

この場所、Speed/Depth や、Wind の計器が並んでいるのだが、ケーブルの経路が良くわからない。どうも右舷のヘッド天井あたりから配電パネルあたりに行っている感じなのだが、ケーブルの出口をシリコンシーラントでぐちゅぐちゅに埋めてあって、これをほじくり出して経路を確保するのも結構大変そうだ。そこで、こんな横着して良いのかなあと思いつつ、Seatalkケーブルをコネクターで分岐して電源を「いただき」してしまうことにした。

SeatalkのInstallation Manualによると、Seatalkの給電は上限が12v、5A 。USBは5v、2.1A だから、DC-DCの変換効率を勘案しても,12v、1Aそこそこ。計器類の消費電力なんてミリアンペア単位だからその意味での電源供給は充分だ。
ただ、万一このコネクターに海水が入ってショートした場合には、オートパイロットを含むSeatalk全体が止まるのではないかと思う。そうなったら、コックピットロッカーの中のものを全部放り出して中にもぐってコースコンピューターのヒューズを交換するはめになるから、それを避けるために手前にインラインで2Aのヒューズを入れてある。(2023年6月追記:やっぱり気持ち悪かったので、USBソケットの電源は完全にSeatalkから切り離して、別配線としました)

それと荒天時の使用は基本的には予定していないが、使用中に何かの拍子で海水がかかっても大丈夫なように100均で買ったシリコンのコップを切り取ってハカマをつけてみた。まあ、気休め程度のものだけど。

2つ目は、シンクの排水金具。

急にシンクの裏からポタポタ漏れだしたので分解してみると、写真の上下にある黒いパッキンが劣化していた。

下側の薄い方は汎用のパッキンですぐ手に入ったが、上の方はどうもこの排水金具独自の部品のようで適当なものが見つからない。致し方ないので、シリコングリースを塗りたくって強く締付け直したところ、押さえのプラスチック部品のネジがバカになって一貫の終わり。金具ごと交換するはめになった。
排水金具なんか、どこのホームセンターでも売っているのだが、家庭用の規格は32ミリの塩ビ管に流す規格、船の排水管は3/4インチ(19ミリ)のホース。結局、異形接続の部品が見つからず、家庭用の5倍ぐらいする船用の金具を海外から取り寄せて取り付けるはめになった。ただこのForespurの金具は、高いだけあって、しっかりしている。

3つ目、これこそ些細なことなのだが、ドジャーのフレームのネジ。

写真の部分は、ドジャーを畳むときに唯一外さなければならないネジなのだが、これまではボルトナットで止めてあり、ドジャーを途中まで畳んでから「そうそう、スパナとドライバーが要るんだった」と工具箱を下に取りに行くのがデフォルトになっていた。こんなもの、クレビスピンとリングにしておけば工具はいらなくなると気づいたのは何年も前だが、まあそのうちにと思っているうちに忘れちゃうんだよね。今回意を決して(てな大そうなもんじゃないが)無事交換した。これで次回ドジャーを畳むときは工具不要で楽ちん。

【2月28日追記】
USBのソケットの防水にやや不安があったので、防水のカバーを付けてみた。これで不使用時に水が浸入してショートするリスクはほとんど無くなった。使っているときはどうしようもないが、実際そこまで荒れていたら、タブレット側の接続の防水を確保できないから、キャビン内で充電して必要な時だけ外へ持ち出して使うしかないと思う。

コメント

  1. O川 より:

    私もナビはiPadですが、やっぱりUSBは水が怖いのでキャビンの中にしか付けていません。
    iPadもワイヤレス充電が出来るようになれば(しかも磁石で付けられれば最高)、ワイヤレス充電パッドを外に持ってくるようにするんでしょうが、やはり充電効率が悪いからなのかiPadはワイヤレス化されませんねぇ…

  2. Koji より:

    >>1
    そうですね。この装置は平穏時専用ですなあ。自分は荒天時には、モバイルバッテリーと一緒に防水ケースに入れてしまいますが、これはこれでタッチパネルの感度が悪くて不便です。

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