ヨットでお遍路

ヨットで四国を巡りながらお遍路するというのは良いアイディアだと思ったのだけど、うちなんかより全然先に、小豆島にお住まいの萩原浩二氏が、2020年から2022年まで3年かけて、セーリング距離1339.5マイル、お寺からお寺へはランニングで600キロを走破されて、88ヶ寺結願されている。

このような快挙には及ぶべくもないが、せっかく四国の港に寄港する機会は多いのだから、折に触れて納経帳を持ってお寺を訪問するようにした。なるべく歩きでお参りするけれど、順番は関係なし、飛び地になっているところはすっ飛ばして行けるところだけ行く。レンタカーやタクシーでお寺の前まで乗り付けるようなことはしないが、バスや電車は必要に応じて使う。というのが一応のルール。

その歩みは驚くほど遅々としていて、広島に住んでいた2022年までに対岸の松山周辺他で十数ヶ寺、その後取り敢えず一番札所は行かないといけないだろうということで、徳島で1番から3番、今回は丸亀に3泊して2日間で10ヶ寺回った。これでやっと28。まだ60もある。まあ後10年もやってれば、減ってくるでしょ。

ところで、今回拠点にさせてもらった丸亀港。福島2号浮桟橋という立派な桟橋があり、プレジャーボートに開放して下さっている。駅まで8分、近所に美味しいおうどん屋さん多数(特に綿谷が秀逸)、安くて美味しい林ホルモン、先週ご紹介したサイレントバーまであって、こんな素敵な立地は無いのだが、何せ忙しい港なので日中は揺れる揺れる。それだけならまだ許せたのだが、最終日に北北東の風が吹くと、この桟橋がある港の最奥に向かって波が集中して一晩中大揺れになった(下の動画は昼間のもの。最終日の夜はこの数倍は揺れていて、係留索が心配になるレベル)。

ここで船中泊はちょっと無理。ちなみに瀬戸内海で揺れるバースのランキングを作るとすれば、ダントツ1位はここ丸亀、2位は今治、3位は高松だろうな。それに続くのが、尾道、堀江、女木島。

お遍路しようと思うとどうしても何泊かすることになるが、四国で使わせて貰えて居心地も良いのは、多度津、徳島(ケンチョピア)、高知(ヨットクラブ)、土佐清水(岸壁)、宇和島ぐらいかなあ?あと、庵治が良いと聞いたので、次回はその辺りを拠点にしようかと思っている。

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