小笠原 – あこがれの孀婦岩

周囲に何もない大海原に、ただ一つ凛と聳り立つ巨岩、孀婦岩(孀婦とは未亡人のこと)。この存在を知ったのがいつの事だったのかはよく覚えていません。ただ、これを自分の目で間近に見てみたいというのは、ヨットを続ける上での大事な目標になっていました。

ただ、これがどういう場所にあるかというと、

八丈島と父島のちょうど真ん中あたり、潮岬から直線距離で300マイル、八丈島からでも200マイル弱あって、なかなかおいそれと行けるところにはありません。この度、JOSAの北田さんに小笠原クルージング艇ランデブーに誘っていただいたのは、本当に良いきっかけでした。

因みに、今回はホームポートの須磨YHから八丈島神湊港まで50時間、そこからさらに41時間かかりました。夜に通過してしまわないように、出港時間を調整。途中も素晴らしいアビームの風が吹いていたのですが、リーフしてスピード調整して、夜明け直前の早朝4:00、付近に到着して夜明け待ち。

さあ、日の出と共に、孀婦岩がいよいよ見えてまいりました。

まさに奇景。どうやったらこんなものができるんだろう?

だんだん近づいてきました。

近づいたらくるりと一周。

記念写真をパチリ… しかし、すらっとした孀婦岩さんと比べられると、デブが目立つなあ。

さあ、それでは次の目的地小笠原二見港に向けて出発しましょう。まだあと1昼夜半か、うーん、やっぱり小笠原は遠い。

コメント

  1. O川 より:

    これはホント、日本のヨッティの憧れのポイントですよね。
    うらやましい以外の言葉が出てきません。

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