4月20日10:00に須磨ヨットハーバーを出て、八丈島経由小笠原諸島父島へ行き、やっと5月14日11:30に帰ってきました。
いろいろ楽しい思いや、たいへんな思いもした訳ですが、撮りためた写真や動画の整理にも時間がかかるので、取り敢えず断片的に上げていって、最後に総集編でも作りたいと思います。
さて、最初は一番強く感じたこと、「ブルーウォーター」。我々はブルーウォーター派を自認するヨッティーですが、本当のブルーウォーターを肌身で感じたのはこれが初めてと言えるかも知れません。
今日はクルージンクだと云うともう気楽なセーリングと云う感がある。デッキに寝そべってラジオの音楽でも聞きなからと思いませんか。ブルーウォーター派とは本来、緑の沿岸水にあきたらず陸を離れて何日も何十日も濃紺の外洋に漂う人たちのことだが、少くとも最近のわが国ではレースをしない気楽なクルーザー乗りの意味に使われている。気楽にしていけない理由はないが、帆走しながら酒宴を開いたり少し走りづらくなるとすぐに機関を使ったりするのは宝の山に入りながら素手で帰って来るようなものだと思う(野本謙作 三角波(大阪大学ヨット部機関誌)12号
まあ、おっしゃる事はごもっともですが、我々はホントのブルーウォーターを拝む事もあまりない訳ですしね…というのがこれまでの実感だった訳ですが、さすがに小笠原まで出掛けるとホントのブルーウォーターに出会えます。
青い!本当に青い。
その代わり、こういう目にも遭うわけで…
これはもう安定してしまった後でつまらないのですが、父島の北50マイルあたりで嵐に巻き込まれ、風速20m/s、60度のヒールの中で決死のリーフ作業をして、メインセールはスナイプぐらい、ジブも90%のワーキングジブをさらに半分に縮めてほとんどストームジブぐらいになった後の映像です。
まあ、もう一回やる?なんて聞かれると、うーんと考えてしまうものの、実を言うとちょっと取り憑かれちゃった感もあって、やっぱりブルーウォーター派は外洋に行かないといけないなあと言う感じにもなっております。
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