出航の最終準備 – ダンブイやストームジブなど

いよいよ明日、八丈島経由父島へ向けて出港します。しばらくはブログの更新がままならないと思いますが、帰ってきたらぼちぼち道中記を上げますので、またよろしくお願いします。

さて、懸案のダンブイ。無くても良いかなあ、やっぱりあった方が良いかなあなんて、考えているのがむしろ面倒臭くなって、作っちゃいました。

完成品を買ったら5万円以上するので自作。材料費は全部で7千円ほど。
竿は幟り旗用の塩ビパイプで679円!。浮きは発泡スチロールの玉に水性塗料を塗布しました。こちらは両方で2,511円。ポールの底部に詰めた鉛玉が一番高くて2,622円。これに代わるもっと安いものはいくらでもあるだろうけど、外側にゴタゴタとオモリを縛りつけるなんてのはスマートじゃないので、ここにはこだわりました。

O旗は手芸屋さんで端切れを買ったので材料費は僅か360円。
とはいえ、これを旗に縫い上げるのにミシンと半日格闘したので、工賃をカウントすればとてもそんなものじゃないけど (;´д`)

ところで、外洋特別規定では、使用時に手動で伸ばすタイプのダンブイはNG。最初から伸ばした状態で装着する必要がありますが、このダンブイの全長は3mもあり、船尾に縛りつけると旗がこういう高い位置に来てしまいます。こんなところでうっかりO旗(Man Overboard)が開いていると周りの船が心配して寄って来ちゃうので、それを避けるために家にあったサンブレラの端切れでカバーを作りました。

ではいよいよ、最終テスト。

良い感じで起き上がり小法師してます。

多分一度も使わないし、装備してあったからといって、もしも落ちたら生存確率はホンの少し上がるのかどうかという程度だと思いますが、やれる事はやれるだけやっておく事で、不幸が避けて通ってくれるという要素はあると信じています。

あと、もう一つ懸案だったストームジブの装着テスト。買ってから一度も展開してない。

ファーリングジブを巻き取ってその上から装着するラップラフですが、ラップ部分のサイズもOKでちゃんと装着できました(ジブと同じメーカーさんで作ってもらったんだから当然か?)。

シーティングは、写真のようにタックにペンダントを付けて高い位置に展帆するため(波をすくわないように)、かなり後ろの方にリードすることと、ジブシートを外して付け直す手間を避けるため、別のシート(スピンシートで代用)を、スナッチブロック経由でリードするようにしました。この位置だとスピンポールと干渉するので、ダイニーマのオープンスリングで立ち上げてあります。オープンスリングというのは、山屋さんが使う、輪っかにしてしっかり縫い合わせたナイロン又はダイニーマのベルトなんですが、破断強度が最低でも22KN(2トンf)と決まっていて安心。船にもいくつか置いておくと、色々なものの応急処置に使い勝手が良いです。

うちはメインセールがブームファーリングで、リーフは3ポン相当にでも4ポン相当にでもいくらでも小さくできるので、深くリーフしたメインとこの小さなジブなら風力7ぐらい(Near gale、28 – 34kt)までは、何とか凌げるんじゃないかなという感じがします。もちろん波次第ですけど。

では行って参ります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました