例年オイルとフィルター、燃料漉し器と燃料フィルター、冷却水インペラの交換などを実施するが、今年は、ミキシングエルボーと冷却水の熱交換器の点検清掃も実施した。前回の実施はたしか2年前。ブログを検索してみると、ちゃんと写真も残っていたので今年の状態と比較してみた。
エルボーをステンレス製の新品に交換したのは、2018年なので、4年経った2022年の状態が左側。それから2年経った今年の状態と比較すると、前回の清掃から2年しか経っていない今年の方がカーボンの付着が少し多いように感じる。とはいえ、エキマニ出口にもエルボーにも菅の内側にうっすらと付着しているだけで固着しているところもなく、総じて良い状態だと言えるだろう。
熱交換器(いわゆるレンコン)も、出口、入り口あたりに若干スケールが付きかけていたが、ブラシでこするだけで綺麗になった。これも2年に一度点検清掃すれば十分だな。
あと、熱交換器の出入り口のガスケットを兼ねたゴム製のキャップ。これが長年ホースクランプを締め込まれ続けて怪しい状態になっていたので、早めに手を打って交換。新品なので嵌めるのに苦労したが、これで安心。
なお、今年は意を決して、7年越しの懸案、クーラントのドレインに、バルブを取り付けた。
もともとここには、プラグが付いているだけで、外すとクーラントが勢いよく迸り、何をどう工夫して養生をしても、船の中がクーラントでびちょびちょになる。本来、クーラント(LLC)の交換なんて、3年に一度で十分なのだが、実際には、エンジンの構造上、熱交換器の点検清掃(2年毎)にはクーラントを抜かないといけないし、折れた冷却水インペラを探索したりとか、何やかやで、結局毎年クーラントを抜いてはびちょびちょを繰り返してきたのだ。
これで、もう一滴もこぼさずにクーラントを抜くことができるよ \(^o^)/
バルブはうっかり何かが当たって開いてしまってはまずいので、通常は閉止プラグをつけて万一バルブを開けてしまってもクーラントが流れ出ないようにした。クーラントを抜きたい時だけ、この閉止プラグを外してタケノコを接続し、ホースを繋ぐ。
最後に、ボルボのマニュアルでは、2年毎または400時間毎に、バルブクリアランスの調整と噴射弁の点検調整をしなさいということになっていて、前回の実施は5年ほど前だから、もうそろそろ放っておけないし、やり方も先日講習を受けてお勉強してきたところではあるが、せっかく順調に動いているエンジンを触ってご機嫌を損ねてしまうというのもありがちな話なので、取り敢えず今年は見送って様子を見ることにした。
前回の整備(全面的に業者さんにお願いした)は、アイドリングがばらつき始めたのと白煙が出たのがきっかけだったので、そこにはよく注意して運転しようと思う。
コメント