久しぶりにヨットめしのご紹介。
最近持ち寄りのパーティーに持って行って受けが良かった前菜とおつまみなど。
最初は「セビーチェ」。
ペルーのお料理で、インカ帝国時代から食べられていたと言われている魚介類のマリネ。
写真はシンプルなスズキのセビーチェ。具材は、新玉ねぎのスライス、セロリ、パクチー。これを、クレイジーソルト少々、オリーブオイル、ニンニクのすりおろしで和えてあります。
実は、このお料理がセビーチェであるために必要なものは、何か魚介類が入っていることと、パクチーとライムで和えてあることだけです。
お魚は、タイでもサーモンでも良いし、エビやタコやホタテでも良い。あと、お野菜も玉ねぎは入っている方が良いと思うけど、それ以外は、トマトやアボカドを入れても美味しいし、ハラペーニョを刻んで入れたりするとちょっとメキシコっぽいスパイシーなセビーチェができあがります。
このように大変応用力の効きやすいお料理なのですが、問題なのはクルージングに出た先で新鮮な魚介類の素材が手に入ったとして、現地でパクチーやライムを手に入れるのは至難の技だって事ですよね。
でも心配ご無用。こういうものを揃えておけば何とかなるのです。
どうもレモンやワインビネガーでは、セビーチェの雰囲気が出ないんですよ。でも、意外にシークワーサージュースだといけてる感じがする。あと、ニンニクはチューブで良いし、パクチーも、もちろん生のパクチーとは比較できないけど、かなり感じが出ます。まあ船の上で食べれば大体のものは美味しいですからね。
最後にこのボスコのオリーブオイルの容器は優れもの。上等のオリーブオイルでも酸化しちゃったら台無しなので、船上ではフレッシュに保てるこちらの方が全然良いと思います。
次は、ちょっと危ないおつまみ。「いかの塩辛のサワークリーム和え」。
これね、単にいかの塩辛とサワークリームを混ぜて、あればディルを少し加え、オリーブオイルをひとたらししただけのものなんですよ。ただ、こいつが結構危険で、スパークリングワインでも白ワインでも、日本酒でも、ひと舐めで一杯づついけちゃいます。
日本の食材には、ワインとは絶対に合わないものってあるじゃないですか(例えばかずの子)、でもいかの塩辛は何でもOK。トルティーヤチップスの無塩のがあれば、ディップしても美味しくいただけます。
で、これも、サワークリームなんて日持ちのしないものをどうするのって思うでしょう?
タカナシや中沢の普通のサワークリームは、大体賞味期限が2週間ぐらいしかないのですが、どういうわけかメイトーのサワークリームだけは、賞味期限が121日あるんです(要冷蔵)。それと、ご存じ桃屋のイカの塩辛を合わせれば、いつでも作れますよ。
なお、スーパーで冷蔵で売っているイカの塩辛は、減塩とフレッシュさを売りにしていて、発酵が足りない感じがします。桃屋の塩辛は塩分も強いですが、それがサワークリームに中和されてとても良い感じになります。
一度お試しあれ!
コメント